住友ゴムがCESでセンシングコアをアピール、タイヤ関連の故障予知で事故を防止
Viaductとの協業で総合故障予知サービスを展開
さらに、これらのタイヤ情報を基にトータル故障予知サービスの開発をViaductと進めている。住友ゴム工業とViaductは2023年8月に共同実証を開始後、2024年1月には出資も行っており、協業を加速させている。 ViaductのCEOであるDavid Hallac(デイビッド・ハッラーク)氏は「われわれはAIが産業を変えると考えてさまざまな技術開発に取り組んできた。その中で独自のAIエンジンであるTSIエンジンを活用し、車両部品の故障予知を行うサービスを展開している。センシングコアによるタイヤ情報を組み合わせることで、クルマのメンテナンスコストを1台当たり2500ドル下げることができると考えている」と訴えている。 自動車の自動運転化が進む中で、カメラなどから見えるデータの活用が進む一方、見えないデータソースの活用が重要視され、センシングコアが担うタイヤからのデータはその中でも重要なデータソースの1つだ。今後住友ゴム工業では、さらに、モジュールやセンサー、UIなどのサプライヤーとのパートナーシップを進め、センシングコア事業の価値創出に取り組んでいくとしている。 ≫その他の「CESレポート」の記事はこちら (取材協力:パナソニック コネクト)
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