62歳の妻は「特別支給の老齢厚生年金」を受け取れる? 普通の年金にいくら“追加”で支給されるの? 受給要件・受給額もあわせて解説
日本年金機構 は行 報酬比例部分 より作成 ただし、平成6年の水準で標準報酬を再評価して計算した年金額の「従前額」よりも、図表2で計算した報酬比例部分が少ない場合は、従前額が報酬比例部分の金額となります。 従前額の計算式は図表4の通りです。 図表4
日本年金機構 は行 報酬比例部分 より作成 定額部分は「1954年4月1日以前生まれの女性」と「1949年4月1日以前生まれの男性」が受給できる部分で、厚生年金の加入期間によって金額が異なります。 定額部分の金額を求める計算式は図表5の通りです。 図表5
計算式の「定額単価」には生年月日に応じて図表6の数値を当てはめます。 図表6
日本年金機構 年金額の計算に用いる数値 特別支給の老齢厚生年金を受け取れる場合は、自分の生年月日や加入期間などから、普通の年金にどのくらい追加して受け取れるのか計算してみると良いでしょう。
まとめ
特別支給の老齢厚生年金を受け取れるのは「1961年4月1日以前に生まれた男性」または「1966年4月1日以前に生まれた女性」に該当する人なので、2024年時点で62歳の女性は特別支給の老齢厚生年金を受給可能です。 老齢基礎年金の受給資格期間(10年)があり、厚生年金保険等に1年以上加入していると、生年月日に応じて60歳~64歳の間に受給が開始されます。 受給額は、年齢や厚生年金保険の加入期間などによって変わるため、報酬比例部分と定額部分の計算式から、自分や家族の年金額を算出してみましょう。 出典 日本年金機構 特別支給の老齢厚生年金 日本年金機構 特別支給の老齢厚生年金を受給するときの手続き 日本年金機構 は行 報酬比例部分 日本年金機構 た行 定額部分 日本年金機構 年金額の計算に用いる数値 執筆者:梅井沙也香 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部