1本1900円!? ワークマンのパンツが安いうえにおしゃれとか最早全色集めちゃうわ!
ディテールまで意外とこだわって作られている!
そしてセンターに入ったプリーツがシルエットをキレイに保つとともに、デザインのアクセントになっています。ジャージ(トラックパンツ)はスポーティなアイテムのため、ワンパク感と言いますかキッズ感が出てしまいがちですが、大人っぽい表情作りにこのセンタープリーツが一役買っているわけです。 そしてサイドのライン。この入れ方がなんとも絶妙。主張し過ぎず、でもしっかりと存在感はあるため、通常のジャージに比べて高いファッション性に。パンツ自体のシルエットも細過ぎず、トレンド感のあるゆるめで取り入れやすいですね。 何気に感心したのが、腰回りのドローコードです。先端の引き手(留め具)部分や、やや幅広に設定された平紐が使い勝手を向上させるとともに、安っぽさを払拭しています。繰り返しになりますが、1本1900円ですよ!? この価格を実現するために、こういった細かいパーツは安っぽかったりすることが多いのですが、全然そんなことはなし。ワークマンのメーカーとしての矜持を感じます。個人的に買おうと思った1番の理由が、実はここにあります。 裏地は所謂ジャージの裏地と言った感じ。汗もちゃんと吸ってくれそうです。足を通した際に、不快に思うようなタッチではなかったですし、おしゃれでありながらジャージ本来の楽ちんさは担保されています。 ワークマンのアイテムと言えば、つい機能性に目が行きがちですし、そういったモノをユーザーも求めがち。ですが、機能押しのワークマンで、まさか機能性はないけど安くておしゃれで普通に穿きたいパンツが見つかるとは…。ちょっとワークマンに対しての見方が変わりました。 11月にはこのパンツとセットアップで楽しめるトップスも発売予定らしいですが、そこだけちょっと物を申したい気持ち。セットアップで楽しめるんだったら、同時に発売してほしいと思うのが全消費者の気持ちではないでしょうか? だって、一緒に合わせてみて(フィッティングしてみて)購入するか決めたいじゃん…。そりゃ、別々で着用してもかわいいんだけどさ…。本当にそこだけ引っかかりました。しかしながら、つい今回もベタ褒めしてしまうアイテムを買ってみてしまった。やれやれだぜ…。 もし、秋冬におしゃれなパンツがほしい、でも予算がない、という人がいたらぜひ参考にしていただければ幸いです!
<取材・文/手柴太一(&GP)>