スペインのRFEF会長ペドロ・ロシャ、重大な違反行為で2年間の停職処分…
スポーツ仲裁裁判所(TAD)は重大な違反行為により、スペインサッカー連盟(RFEF)のペドロ・ロシャ会長に2年間の停職処分を科した。 【写真】日本とも対戦するスペインのW杯用ユニフォーム RFEFは、前任のルイス・ルビアレス元会長が、2023年のオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)にて、悲願の初優勝後のセレモニーでジェニファー・エルモソにキス。しかし、これが合意の下ではないとして騒動に発展。当初ルビアレス氏は合意の下だと主張するも、エルモソの訴え、そして映像でも強引なキスであるとして世界的に批判を受け、会長を辞任した。 その後、RFEF管理委員会会長を経て4月末に新会長に選ばれたロシャ会長だったが、ルビアレス前会長とともに汚職事件の一環で捜査対象となっていた。 そういった事情もあったなか、ロシャ会長は在任中、事務総長アンドリュー・カンプスを含むRFEF幹部の解任など権限外の決定を下した。 この権限外の人事介入が「重大な不正行為」と判断され、2年の職務停止処分が科される結果となった。また、これ以外にも2つの違反行為によって3万3000ユーロ(約570万円)の罰金を科されている。 ユーロ2024優勝からわずか2日後に現職会長の停職処分が決定したスペインは、2030年にポルトガルとモロッコと共催する男子ワールドカップを控えるなかで再び不穏な空気に…。
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