「今のところその選択肢(大谷翔平のプレーオフ登板)はない」ドジャースのフリードマン編成本部長が物議を醸しているリリーフで“二刀流復活”のウルトラCプランを完全否定
「(大谷と球団の)会議は、彼が2025年に最高の状態でマウンドに立つためのリハビリをどのように進めるか。そして2024年に彼に最小限の負担をどうかけるかについてのものだ。なぜなら彼は10月に(打者として)重要な仕事をしているからだ。プレーオフの間は(ライブBPの予定を)中断して11月にずらしても十分な時間があるのか。それとも少し遅れて(来シーズンの初めに)取り組むのがいいのか。それが私たちが考えねばならない問題だ」 フリードマン編成本部長は、そう断言した。 オフの情報に詳しい専門サイト「トレード・ルーマーズ」によると、通常、トミー・ジョン手術後のリハビリには、14か月以上が必要なケースが多く、約12か月で実戦登板が可能になっている大谷のリハビリのペースは早いという。 また大谷は2018年10月に1度目のトミー・ジョン手術を行い、2019年は登板せず、短縮された2020年シーズンに2試合短い登板をしただけだった。今回は2度目の手術で「一般的に1回目よりも復帰は難しいため大谷とドジャースは慎重に行動するための特別なインセンティブを得るはずだ」と、この判断を支持した。 球団は昨年オフに大谷と10年7億ドル(現レートで1007億円)の歴史的な大型契約を結んだ。それは2025年以降に二刀流として復帰することを見越してのもの。ここまで大谷は、6度のブルペン投球を行い、順調にリハビリを進めているが、たとえ1イニングであろうとも無理をして怪我をすれば元も子もない。ファンにとっては残念な結論かもしれないが、大谷の将来を考えれば懸命な判断だろう。
【関連記事】
- 「アドレナリンが出た。あれは私のベストピッチだった」大谷翔平と勝負して50号を打たれたマ軍のバウマンは何を語ったか?
- 「泣きそうになった」「驚くほど素晴らしい」大谷翔平の「51-51」をベッツ、ロハス、Tヘルナンデスらド軍の“頼もしき仲間達”はどう祝福したか?
- 野球への関心が薄い“あの国”まで…世界6大陸のメディアが大谷翔平「51ー51」の歴史的偉業を報じる
- 「最高のチャンスを与えないのは球団の職務怠慢だ」地元紙が大谷翔平のポストシーズンでのリリーフ起用“ウルトラC”を過激に提案…球団と監督は真っ向否定
- 「MLBは私がDHであることをMVP受賞のできない言い訳としていたのに…大谷は?」“ビッグパピ”オルティスが「45-45」大谷翔平のMVP獲得の可能性を暗に批判