【RIZIN】榊原CEO、朝倉未来に「ファンをドン底に突き落としてこのまま終われるのかと」
2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナに4万8千117人を集めた『Yogibo presents 超RIZIN.3』のメインイベント「RIZINフェザー級(66kg)5分5R」にて、朝倉未来(ジャパントップチーム)と平本蓮(剛毅會)が対戦。試合は1R 2分18秒、平本が左フックでTKO勝ちした。 【写真】4万8千人越えのスタジアムバージョンを歩く朝倉未来 試合後、負けたら引退を表明していた朝倉は会見に現れず、最後に榊原信行CEOが大会総括を行い、今後の朝倉について語った。 ◆リアルな現実、儚く切ない138秒だった 榊原CEO「個人的には、高田延彦vs.ヒクソン・グレイシー戦みたいな感想でした。当時も5分12Rにするとか両陣営がやったにも関わらず、ああいった幕切れで、ワンサイドで(高田に)ベットしていたファンは負けた衝撃にお通夜になっていた。今日は未来ファンは当時のファンと同じくらいで悲しみに打ちひしがれていると思いますが、その悲しみを乗り越えて力にしていくのが選手もファンにも必要。 未来は今日インタビューも出ていないと思うけど、メンタルもフィジカルも答えられる状況じゃない。整理して答えられるようになるまで、僕がどれだけJTTに通って口説いても引退を取り消せる気持ちにできるか分からないけど、このまま終わってほしくない。 未来とはシャワーへ行く前に少し立ち話をして、放心状態なのか、現実を受けとめられていないのか、記憶が飛んでいるのは分からないですが、二言三言言葉をかわした。とにかく周囲と支えて行こうと話しました。 まだ年齢的なこともありますが、これだけのファンをドン底に突き落としてこのまま終われるのかと。 ただ、未来も休んでないため、1回オーバーホールしてもらって。このまま一生戻ってこないと決められる男じゃない。終わって欲しくないし、もう少し消化できたところで向き合ってみたい。 リアルな現実、儚く切ない138秒だったかなと思います。 当時のPRIDE(スタジアムバージョン)より熱量は遥かに上だった。未来コール、蓮コールが渦巻いて、独特のスペシャルな展開だった。個人的にもアドレナリンが出て感情がいつに間にか2人の試合に惹きつけられていた。 未来の応援の方が若干多かったと思うし、朝倉未来には感謝しかない。朝倉未来がいなければ4万人の風景は作り出せなかった。ともに高めた同士として、何か声をかけて、オーバーホール、チェックしてもらって新たな一歩を踏み出せる背中を押せたらなと思います」
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