高尾山の麓で循環する体験を拡張する! 「BRING CIRCULAR TAKAO」で最先端のエコウェアを知る【前編】
SDGsやエシカルなどの言葉が浸透し、オシャレをしたらエコに繋がったというブランドが各地で登場しています。そんなブランドの一つである「BRING™」の直営2号店が「BRING CIRCULAR TAKAO」。 【写真】環境を意識した「BRING CIRCULAR TAKAO」を見る(全7枚)
エコな製品販売のみならず衣類回収も
高尾山はアクセスが良く観光客が多いため、ケーブルカー駅の周辺には店が数多く並んでいます。BRING CIRCULAR TAKAOは高尾山のその一角、2023年10月にオープンしました。 BRING CIRCULAR TAKAOでは「循環する体験を拡張する」をコンセプトに、〝モノや人の循環〟を促進する拠点としてアパレルブランド「BRING」の製品販売や、衣類回収サービス、カフェの運営を行なっています。 循環する体験というと難しいように思えますが、着られなくなった服をこのお店に持っていくことがまさに循環の出発点。そして、再生したポリエステル原料を使用した洋服を購入し着るだけで、自然と循環の流れに乗れてしまうのです。
着ているだけで気軽に循環型社会に貢献できる
以前は、〝エコ〟や〝エシカル〟というと敷居が高く感じるものでしたが、最近は、中高生もBRINGを展開する株式会社JEPLAN(ジェプラン、以下JEPLAN)に取材を申し込むほど考え方が浸透し、カッコイイもので社会貢献する時代になりつつあります。 エシカルとは、「道徳上の」とか「倫理的な」という意味ですが、最近は人や環境などに配慮した消費行動全体を指すことが多くなっています。消費者庁でも「倫理的消費(エシカル消費)」の普及・啓発の取り組みをしています。 もちろん、意識してそういう消費ができるのは素敵なことですが、「好きな服を着ていたらエコに繋がった」という肩肘の張らないものが、気が楽で良いなと感じる人も多いと思います。 BRINGが展開する洋服はシンプルで、着心地を重視したものばかり。デザイン性も高く、商品中には4日間も履けるアンダーウェアなどがあり、機能性も抜群です。
店舗自体もサステナブルを実現
店舗自体もサステナブルな運営。リノベーション物件による店舗で使用する電気は再生エネルギーを活用。什器には、アップサイクルした家具などを使用するなど沢山のこだわりが詰まっています。 カフェコーナーでは、土壌の再生と気候変動の問題の解決を目標にするスペシャルティコーヒーロースターである「Overview Coffee」のコーヒーを提供。 コンビニさえも早々に閉まってしまう高尾山付近では珍しく、18時ごろまで開いています(時期等により変動あり)。登山後に立ち寄り、1杯の美味しいコーヒーを飲む、なんてことができてしまいます。【後編】では、高い技術で生まれたBRINGの機能性を紹介します。
杉田磨弥