銀行からテック企業へ、住信SBIネット銀行が抱く野望
円山 法昭(まるやま・のりあき)/1965年生まれ。1989年東海銀行(現三菱UFJ銀行)入行。2000年イー・ローン(現SBIホールディングス)入社。以後、住宅ローン業務に携わる。2014年から住信SBIネット銀行代表取締役社長(撮影:梅谷秀司)
ネット銀行として初めて上場を果たした住信SBIネット銀行(7163)。収益柱である住宅ローンは、低い金利水準や審査スピード、代理店を通じた独自の営業戦略を武器に攻勢をかける。2023年3月期の住宅ローン実行額は1.4兆円と、国内市場の約7%を占めた。住宅ローンと並行して、次なる収益柱に掲げるのはデジタルだ。銀行機能を切り出して事業会社に提供するBaaS(バンキング・アズ・ア・サービス)は提携社数が着実増。新規事業としてサプライチェーンのDX化も掲げる。競争の激しい住宅ローン市場での成長戦略やテック企業としての自負について、円山法昭社長に聞いた。
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一井 純