【第3回】年金はいくら受け取れる?その2 年金に関するよくない噂は本当?
心配よりもまず年金の現状を把握しよう
また公的年金は、制度を存続させるために、随時見直しを行っています。以前は60歳からだった支給開始年齢を「65歳にする」、「年金額を減額する仕組みを導入する」、「年金積立金の運用方法を見直す」、「消費税を増税して財源を増やす」、などです。 年金が崩壊するかも、という人が、その崩壊をどの程度とイメージしているのかはまたそれぞれでしょうが、私は年金制度がゼロになる、ということはおそらくないと思っています。 給付の内容や税制、社会保障の全体図を見直し、適宜変更していくことで、内容は変わるかと思いますが、制度自体は何かしら存続すると思います。なので、「年金制度なんて・・・」とあきらめ、「見なかったことにしよう」ではなく、現在の制度がどうなっているのか、そして今後どう変わって行くのか、是非関心を持って頂きたいと思います。 (社会保険労務士・後藤秀樹)