ポジティブシンキングの斎藤裕

「超RIZIN.3」（7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ）の前々日インタビューが7月26日、都内で開催された。 「元RIZIN王者vs元K-1王者」という異種格闘技戦の香りが漂う対戦となる斎藤裕（パラエストラ小岩）と久保優太（PURGE TOKYO/BRAVE）は試合を2日後に控え、好対照な姿を見せた。 　最初にインタビューを受けた斎藤は久保については「立ち技で実績のある選手で、結構大舞台とかも経験されている。戦績以上に怖いところはあるかなと思っていますね」と警戒しつつも「お互いにやりたいことがあると思う。いかに自分のやりたいことをやれるかの戦いだと思うけど、自分が勝つイメージしかない」と自信を見せた。

いまだにネガティブな思考から脱せていない久保優太

　一方、久保は「早く計量が来てほしいという気持ちと、まだ試合が来てほしくないという気持ちと半々です。いつもより試合は嫌だなと思います。やっぱ斎藤選手の強さを映像を見て知っているので」と弱気な発言。 　試合展開についても「人間ってやっぱりいいことしかいつも考えないので、自分が勝っているイメージでしょうか。それしか考えていないというか、考えられない」と言いつつも「当日はそうなればいいなと思っています」と神頼みの風情。 　もっとも愛するサラさんが帰国し「一昨日に一瞬だけ会って元気になった」とこの時ばかりは笑顔の久保。 　かねてから「減量中はネガティブ」と語っており、この日も「今は栄養不足でまだまだ元気がない」という。しかし「練習をいつも通り頑張ってこれたので、試合で出せたらいいなと思っています」とちょっとずつポジティブな発言。 　最後は「こんなネガティブじゃやばいな。でもいつもこんな感じ。当日、スイッチが入って“うおおお！”ってなれたらいいです」と締めくくった。