来年は微妙? 2024年、日本代表に招集も出場ゼロだった選手(2)あくまで追加メンバー? 若き大型DFはまだまだ
日本代表は、2024年の活動をすべて終えた。1年間で多くの選手が森保一監督の元でプレーしたが、今回ピックアップするのは、今年招集されながらも一度もピッチに立てなかった選手たち。彼らは来年以降も日本代表に名を連ねることができるのだろうか。
DF:関根大輝(せきね・ひろき) 生年月日:2002年8月11日 所属クラブ:柏レイソル 2024年、関根大輝は森保ジャパンに二度にわたって追加招集を受けた。いずれも守備陣に負傷者が出たことを受けての招集だったが、来年も継続的にサムライブルーのユニフォームを着続けられるかどうかは微妙なところだ。 関根が日本代表初招集を受けたのは10月シリーズだった。高井幸大が負傷によって代表不参加となり、急遽関根に白羽の矢が立ったのだ。 柏レイソルとU-23日本代表における主戦場は右SB(サイドバック)だが、高校時代までは187cmの長身を生かした大型CB(センターバック)だった。森保一監督は、CB枠の高井が抜けた穴を埋めつつ、サイド起用もできる関根に期待したのかもしれない。 11月シリーズでも、関根は谷口彰悟の不参加を受けて追加招集される。だが、10月シリーズに続き、11月シリーズも出場機会はなし。ベンチメンバーに入ることもなく、ピッチの外からチームメイトの活躍を眺めた。 FIFAワールドカップ26・アジア最終予選を戦う森保ジャパンが“攻撃的3バック”を採用している点が、関根を試合出場から遠ざけている感は否めない。純粋なSBを置かない現在のスタイルでは、関根の居場所が限られているからだ。 また、CBとして見ても森保ジャパンにおける関根の序列は決して高くなく、板倉滉や町田浩樹、谷口といった主軸は別にしても、11月シリーズで先発の座を掴んだ橋岡大樹や瀬古歩夢より後れを取っている状態だ。 それに加え、負傷中の伊藤洋輝や冨安健洋もどこかのタイミングで戻ってくるはず。来年の関根には追加招集の機会すら訪れないかもしれない。
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