これまで未公だった奇襲映像 1周年を前にイスラエルが公開
エルサレム、イスラエル、10月7日 (AP) ― イスラエル軍は10月6日、これまで未公開だったイスラム武装組織ハマスによる10月7日のイスラエル領内にある生活共同体レイムに対する奇襲攻撃映像を公開した。この奇襲攻撃が、現在に至るイスラエル―ハマス戦争を惹起した。 今回初めて公開された映像には、パレスチナ自治区ガザ地区近隣の生活共同体レイムで、負傷したイスラエル兵に包帯を巻く民間人の映像や、イスラエル軍のドローンに向けて発砲するハマス戦闘員の姿が捉えられている。 この映像は、この奇襲攻撃から1周年の前日に公開され、7日には何らかのテロ追悼行事が予定されている。 ハマスのこの攻撃で1200人が殺害され、250人が人質として拉致され、イスラエルはガザ地区を実効支配するハマスに宣戦布告した。 イスラエルとハマスの戦争は1年という節目を迎えるが、ガザでは約4万2000人のパレスチナ人が死亡、その半数以上が女性と子どもだといわれている。 *記事本文と映像字幕の一部を書き換えました。 (日本語翻訳・編集 アフロ)