大谷翔平、二刀流継続の可能性を語る 3度目手術までは「希望としては5年以上は伸びて欲しい」
ドジャース大谷翔平投手(30)が10日、複数のメディアによる合同インタビューに応じ、来季中の投手復帰を含む二刀流継続の見通しや希望を語った。 【写真】手をつなぐ大谷翔平と妻真美子さん 【二刀流についての一問一答】 -二刀流をどの時期まで継続するか考えていることはあるか この先どういうふうに自分が思うのかというのは、そのときにならないと。ある程度は想像しながらいきますけど、実際なったときと、その想像の中では全く違うものだと思うので。昨年も2回目のトミー・ジョン(手術)をしましたし、今回も左肩(を手術)しましたけど、若い時からある程度けがをするという想定の中で体をつくるということをやってきましたし、出力が高くなるということは慢性的な肘の手術というのは必ず起こるという想定ではいたので、逆に言えば、そこを想定していたからこそ、ある程度、自分の中で柔軟に対応できたというのはあると思うので、それが年を重ねていくにつれて、もっともっと体の違和感であったりとか、技術、視力の低下であったりとか、ということは訪れる想定でいないといけないと思うので、そこを想定しつつ、今できるパフォーマンスをしっかり上げていきたいというのはもちろんあるので、自分の中では二刀流というのを今までやってきて、長く続けたいという思いはあるので、ただ、どちらかにせざるを得ないタイミングがもし来たとしたら、どちらにしても対応できる準備というのをしっかりしておく必要があるのかなと思いますね。 -故障の想定とはどのくらいしていたのか TJ(トミー・ジョン手術)に関しては必ずするだろうなとは思っていたので、それはメジャーの1年目だとは思っていなかったですけど、そこは必ずするとは思っていました。2回目のタイミングはやっぱり5、6年投げてどうだろうなと想定していましたけど、逆に言えば5、6年経ったのが今年の終わりくらいなので、30(歳)の終わりで2回目のTJをするより、逆に早い方がよかったのかなと思う部分も今思えばあったりと思うので、タイミングに関しては分からないですけど、そういういろんなパターンを想定をしておくことが大事だなと思いますね。 -もう1度同じ症状なら配置転換という発言も去年あったが、その気持ちは変わりないか そうですね。必ずそうなるかどうかではなくて、ある程度想定をいろいろしていくことが大事。その中の1つとして、1回目のトミー・ジョンは必ず来ると思っていたので、そこは別に何とも思っていなかったんですけど、2回目のトミー・ジョンはタイミングが、たとえばどこで来るかとかによって。あとは進行状況ですね。一概にトミー・ジョンと言っても、どの程度靱帯(じんたい)が傷ついているかによって、どのくらい投げられるかも違うので、いろいろ想定をしていく中で、現実的に3回目を受けるのがおそらく希望としては5年以上は伸びてほしいとは思っている。年齢的にたとえば35を過ぎたあたりで3回目の手術をして、復帰に1年かけて、という領域に入っていくのが正しい選択になのかどうかは、そのときの自分のコンディショニングにもよると思うので、現実的に見れば、やはり2回目くらいまでが投手としては理想なのかなと思っています。 -二刀流を続けることへの思い、こだわり DHと先発で今までやってきたので、もちろん、その想定ではいきますし、ただ、どういうふうに投げていくのかは、その時のメンバーだったり、配置によって、もちろん変わってはくるので。チームが勝つ、というポストシーズンを見据えながら、今年みたいに最後に勝つところを想定しながら、シーズン中はより組み立てていく必要があるので。やっぱり、そこを見据えながら、チームと相談しながら、デザインしていくのが理想なのかなと思っていますし。ベースとなるのが、21年から23年ぐらいまでの、どちらも規定に近いぐらいの出場をしていくというのが理想であると思うので。臨機応変に対応できたらと思っています。