神戸、J1史上6クラブ目の連覇達成!武藤弾などで最終節3発快勝…天皇杯と合わせて国内ニ冠
明治安田J1リーグは8日に第38節が行われ、ヴィッセル神戸は湘南ベルマーレと対戦した。 【最終順位:J1リーグ】 昨季王者として今シーズンに挑み、先日には天皇杯を制した神戸。そして連覇を狙うJ1リーグでも第37節終了時点で勝ち点69を稼ぎ、2位・サンフレッチェ広島に1ポイント差をつけて首位に立っている。勝てば文句なしで優勝を決められる運命の最終節を、本拠地ノエビアスタジアム神戸で迎えた。湘南との大一番へ、大迫勇也や武藤嘉紀、扇原貴宏やGK前川黛也ら主力陣が名を連ねている。 序盤から積極的に攻める神戸は、3分にDFラインの背後に武藤嘉紀が飛び出してフリーとなったが、判定はオフサイド。さらに6分、右に流れた大迫勇也のクロス武藤嘉紀が合わせて際どいシュートを放った。10分にも武藤嘉紀に決定機が訪れたものの、ここはGK上福元直人のファインセーブに阻まれている。開始直後から決定機を量産していく。17分には、FKから最後は宮代大聖がシュートを突き刺したものの、再びオフサイドの旗が挙がっている。 それでも26分、ついに神戸が先制に成功。右からのクロスに武藤嘉紀がヘッドで合わせると、シュートは一度GK上福元直人に弾かれる。それでも、フリーの宮代大聖が押し込み、待望のリードを奪った。この先制弾直後に広瀬陸斗の負傷に伴い佐々木大樹を投入した神戸だが、その後も主導権を渡さず。すると43分、GKのキックから大迫勇也が競り勝ちボックスへパスを送ると、受けた佐々木大樹が冷静にラストパス。フリーの武藤嘉紀が押し込み、大きな追加点をマークした。相手を突き放し、2点リードで前半を折り返す。 神戸は後半も主導権を握り、53分に大迫勇也が決定機。そして70分、扇原貴宏が豪快なミドルシュートを叩き込んでダメ押しとなる3点目をマークした。 完全に試合を支配した神戸は、交代選手をうまく起用しながら敵陣で試合を進めることに成功。88分には主将・山口蛍を投入するなど試合をコントロールし、そのまま3-0で最終節を快勝で終えた。 これで勝ち点を72まで伸ばした神戸は、今季のJ1リーグ優勝を達成。昨季に続く連覇となり、J1史上6クラブ目の連覇達成クラブとなった。また、今季は天皇杯と合わせて国内ニ冠も達成している。