【「ADHD」であることを公表した5人のセレブ】大人気セレブや金メダリストも…「物事に注意を払うのが難しいんです」
ADHD(注意欠陥多動性障害)と聞くと、「学校で集中するのが難しい男の子」を連想するのは、未だに珍しいことではないそう。自閉症と同様に、ADHDの症状はとくに女性にどのように現れるのか、今も十分に理解されていないという(イギリスでは、500万人がADHDだと推定されている一方で、正式に診断を受けているのはわずか12万人にすぎない) 【写真】大人の発達障害が増加中…「ADHD」の特性とは 「ADHDでは主に多動性・衝動性・不注意の3つの行動が特徴であり、ADHDを抱える多くの人は不注意が目立つか、複数の症状を組み合わせて経験しています」と説明するのは、ADHDの専門医であるロブ・バスキンド博士。女性や女子の場合は多動性や衝動性というよりも、「忘れっぽい」あるいは「注意が散漫している」ように感じられる傾向にある。実際に女性と女子のADHDに関する2014年のレビューによると、女性のADHDの症状は「多動性」より「不注意」に分類されることが多いことから、診断基準を満たしていないと判断されたり、診断が見逃されるケースが多いことが明らかになっている。 また、この症状は非常に好奇心が強いことや、興味のある話題や活動に対して極端に集中できる能力、創造性、エネルギーの高さにも関連付けられており、これらの特性は、ADHDと診断されている以下の10人のセレブたちにも顕著にみられている。 ※本記事は、イギリス版ウィメンズヘルスからの翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。
シモーネ・バイルズ
4度のオリンピックで金メダルを獲得した体操選手のシモーネ・バイルズは、ハッカー攻撃を受け、自身の機密医療記録が公開されたことをきっかけに、ADHDとしての経験を率直に語っている。 「ADHDであること、そのために服薬していることを恥じる必要もなけば、人に知られるのを恐れる必要すらありません」とシモーネ。
パリス・ヒルトン
幼い頃からADHDと診断されていたパリス・ヒルトンは、米トーク番組『ラリー・キング・ライブ』のインタビューで、12歳からADHDのための治療薬を飲んでいることを明かしている。 「注意欠陥障害があるから、物事に注意を払うのが難しいんです」とパリス。