【楽天】今江敏晃監督「まだまだ発展途上のチーム。もっと成長していく姿をみせられたら」 球団初の交流戦Vを達成
◇プロ野球セ・パ交流戦 楽天5-3広島(16日、楽天モバイルパーク宮城) 楽天は球団創設20年目の節目で交流戦初制覇を達成。今江敏晃監督はナインにねぎらいの言葉を送りました。 【画像】ファンの声援に応える楽天の今江敏晃監督 16日の広島戦では相手のミスで先制。3回には4番の鈴木大地選手が今季1号2ランで試合を優位に進め、7人の投手リレーで逃げ切りました。 この交流戦から4番を託した34歳の鈴木大地選手は、打率.283の成績。この日チームにとっても大きな一打を放ち、「交流戦が開幕してチームの中心となって、非常にユーティリティーな形で頑張ってくれていたので、彼の実績と経験がここで生きてチームを救ってくれている」と話しました。 またこの期間は、小郷裕哉選手や藤井聖投手といった今後を担う選手の躍動。小郷選手は5日の阪神戦の9回2アウトから逆転ホームランを放つと、11日の巨人戦では9回2アウトからサヨナラタイムリーヒットでチームを救いました。 また藤井投手は3戦3勝、防御率1.56と先発陣をけん引。投打に輝いた27歳の2人に指揮官は「そういう世代が頑張って結果を出してくれたからこの位置にいれる。まだまだ発展途上のチームなので、これからもっと成長していく姿をみせられたらいいなと思うし、そういう意味で交流戦がいい形でできたので、彼らにとってもいい自信になったんじゃないかと思います」と目を細めました。 また印象に残っている試合を聞かれ、「フランコのサヨナラホームラン」と今江監督。5月31日のヤクルト戦で9回1アウト1、2塁から“代打の代打”で送り出したフランコ選手が劇的なサヨナラスリーランホームランを放った試合です。 指揮官の采配も冴えたベストゲームに、「代打の代打ってところで、ベンチの中で選択をかなり悩んだ。一発で答えを出してくれてチームの勢いを与えてくれた。長打がああいうところで出て印象深い試合」と振り返りました。 18試合でチーム防御率2.29は12球団で広島の1.85に次ぐ2位。交流戦を総括し、「投手が先発も中継ぎも頑張ってくれた。それをリードした太田(光)の成長もそうですし、非常に頑張ってくれた。野手は小郷裕哉が目立っていい形でいきましたし、辰己涼介も頑張ってくれたし、(鈴木)大地も頑張ってくれた。とにかく全員が必死になってやっていかないと勝てないチームなので」と選手たちをねぎらいました。 チームは交流戦前の借金8を0としリーグ戦へ。21日敵地の日本ハム戦から再び戦いが始まります。