【高校野球】八戸学院光星・森田智晴投手が亜大合格…目指すは神宮のマウンド「目標が上にあったほうがいい」
今春センバツに出場した八戸学院光星(青森)の森田智晴投手(3年)が、東都大学野球の強豪・亜大に合格したことが18日までに分かった。光星で過ごした3年間を自信にさらに成長していくと誓った。 高校入学時には想像もつかない急成長を遂げた。「最初は、球拾いでもいいから3年間やり切ることが目標で、ベンチ入りなんて考えられなかった」と、八戸学院光星・森田は振り返った。洗平比呂や岡本琉奨ら好投手がそろう学年の中で、1年時の最速は118キロと「下から数えたほうが早かったです」。ウェートトレも最初は基準値や回数をクリアできなかったという。しかし体幹強化など地道な努力を続け、3年時は最速144キロまでアップ。ベンチプレスは一番重いクラスまで上がった。3年間の成果が形となり、2年秋からは洗平、岡本に次ぐ投手陣の中心的存在となった。 亜大を指揮する正村公弘監督(61)は昨年まで八戸学院大を率いており、広島・大道温貴投手(25)や中日・松山晋也投手(24)らを輩出するなど投手育成に定評がある。「経験のある方。いろんなことを知りたいです」と“八戸つながり”で多くのことを吸収し、成長につなげていくつもりだ。高校時と同様、レベルの高い環境に身を置くが「負けず嫌いなので、(超えるべき)目標が上にあったほうがいい」と言い切った。力の差を感じながらも一歩一歩力をつけ、必ず神宮のマウンドに立ってみせる。 ◆森田 智晴(もりた・ちはる)2006年8月17日、神奈川県生まれ。18歳。名瀬中では旭峰ポニーに所属。八戸学院光星では2年秋から公式戦ベンチ入り。3年春に甲子園出場。直球の最速は144キロ。175センチ、85キロ。左投左打。
報知新聞社