39県の「宣言」解除 安倍首相が会見(全文2)雇調金1日1万5000円まで引き上げ
法案から切り離すよう要請する考えは?
朝日新聞:朝日新聞の星野と申します。よろしくお願いします。検察庁法改正案についてお伺いいたします。先ほど総理はご回答の中で、国会のスケジュールは国会がお決めになるということでしたけども、国会法の第59条と衆議院の先例集には、内閣が議案の修正や撤回を請求する際の手続きが定められています。今、新型コロナの渦中にあって、この改正案に国民のコンセンサスが得られてない状況ですが、この改正案を束ね法案から切り離すよう要請する考えはございますでしょうか。 安倍:国会のことについては、まさにこれは国会においてスケジュールを決めるわけでありまして、まさに理事会でスケジュールは決めていきます。そして党においては、私も幹事長のときはそうだったんですが、当然、国会のスケジュールにおいては党で責任を持って進めていきます。もちろん政府と相談する場合もありますが、そういう意味で先ほどお答えをさせていただいたところでございます。この考え方については先ほど、もうすでに答弁をさせていただいたとおりでありまして、これからも国民の皆さまにご理解をいただけるように努力を重ねていきたいと、こう思っています。 司会:それでは次の質問をいただきます。じゃあ後列、後ろから2人目、マスクと眼鏡の。はい、どうぞ。
治療薬・ワクチン開発への支援はどういう状況か
ラジオ日本:すいません、ラジオ日本の伊藤と申します。よろしくお願いします。今、治療薬およびワクチンの開発に対する政府の支援、対応はどういう状況になっていますか。お願いいたします。 安倍:われわれ、この新型コロナウイルス感染症が、感染者が日本においても発生した段階から治療薬、そしてワクチン、重視をしてまいりました。これはG7においても、さまざまな国際場裏の場においても、世界の英知を結集すべきだということを申し上げてきたところであります。その中で日米を中心に共同治験が進められてきたレムデシビルは先日、薬事承認、特例承認という形で薬事承認を行いましたが、重症者の治療に当たる全国の医療機関において、すでに投与が始まっておりますし、重症者の方々に対応する数において、それに対応する数を私たちは確保しております。 また、アビガンにつきましても観察研究ではすでに3000例近い投与が行われておりまして、臨床試験も着実に今、進んでいます。先ほど申し上げましたように、有効性が確認されれば今月中の承認を目指していきたいと思いますし、また、ノーベル賞を取られた大村先生が開発をされたイベルメクチンは長年、皮膚病の治療に使われてきましたが、新型コロナへの有効性が示唆をされておりまして、国内においては近く医師主導治験が実施される見込みでありまして、こうした治療薬について有効性が確認されれば早期に薬事承認をしていきたいと思いますし、1日も早く国民の皆さまにお届けできるようにしていきたいと、このように思います。また、最初に申し上げたんですが、それぞれのお薬の特徴がございますので、それを組み合わせることによって大きな効果を生むということが期待されておりますので、そういう意味では急ぎたいと思っています。 また、ワクチンについても、この世界的な制圧についてはワクチンが果たす役割は大変大きなものがあるわけでありまして、米国などではすでに治験が開始されています。つまりヒトへの投与が始まっているということであります。国内では東大、阪大、感染研などにおいて開発が進められておりまして、早ければ7月には治験が開始される見込みであります。さらにCEPIやGaviを通じて、国際社会と協力をしながらワクチンの開発を進めていきたいと思っています。 司会:それでは次の方。篠原さん。