高さ1500mの断崖絶壁ではしごを登る!?中国で大人気の新アトラクションとは
中国の若者の間で、地上1500メートルの断崖絶壁に渡されたはしごを渡る新アトラクション「天梯(Tianti)」が人気を集めている。「天のはしご」を意味するこのアトラクションでは、絶景を見下ろしながらの空中散歩を楽しむことができ、まるで天国への階段のようだと話題になっている。 【動画】見ているだけで鳥肌が…旅行者たちが投稿した「天梯」の体験動画をチェック! 「天梯」は、中国湖南省の張家界国家森林公園の七星山に設置されている。この公園は広大な森林と雄大な山々が織りなす絶景を楽しめる、中国でも有数の観光地のひとつだ。施設はヴィア・フェラータ(鉄の道)という登山方式を参考に作られたもので、鋼鉄製のはしごや手すり、ケーブルなどを頼りに、熟練のロッククライマーでなくても急勾配の断崖絶壁を登ることができるようになっている。 登山者たちは命綱をつけ、高さ1500メートルのふたつの崖の間に渡された全長168mのはしごを山頂目指して進んでいく。下を見れば目も眩むような断崖絶壁で、空に向かって延びるはしごを一歩一歩登っていくという、まさにスリル満点の体験をすることができる。 SNSには地上を遥かに見下ろす臨場感たっぷりの動画や、雲の中を天に登っていくような幻想的な風景が多数アップされている。これらの投稿には大きな反響があるが、「行ってみたい」といった肯定的なコメントは少なく、「見てるだけで手に汗握る」「正気の沙汰じゃない」「10億ドルもらっても行きたくない」といった意見の方がやはり目立つ。
text: Izuki Yoshii