在宅医療、過度な期待で「ハラスメント」に発展…患者家族との向き合い方「最後は法律が助けになる」
「個」で対応しようとしない。地域ぐるみでの対応も求められる。
個人や現場ではなく、組織的に問題に取り組み、場合によっては第三者機関(民間、自治体、警察や弁護士等)も利用すること。従業員を守るための対応をしない場合には、事業者が職場環境配慮義務違反などに問われる可能性もあると指摘した。 「地域の病院間でも、可能な限り情報を共有し、地域全体で対応をする仕組みも今後は求められるでしょう」
周 将煥(しゅう しょうかん)弁護士 アルファパートナーズ法律事務所 2017年に早稲田大学大学院法務研究科卒業、2020年に弁護士登録。東京弁護士会。株式会社、医療法人、学校法人、NPO法人、宗教法人等を始めとした各種法人の、訴訟等の紛争解決、株主総会や取締役会(社員総会や理事会を含む)への指導・対応、M&A、会社清算、労働事件などを手がける。また、家事事件、一般民事事件、刑事事件も取り扱う。地方公共団体のハラスメント対応窓口も担当する。