陣内貴美子news every.卒業 “1つ1つの言葉を大切に" 前身番組から20年半
news every.の陣内貴美子キャスターが27日、番組を卒業しました。 2004年からニュースプラス1、Newsリアルタイムのスポーツキャスターを経て、2010年からevery.のメインキャスターに。20年半、夕方の顔として番組を支えてきました。
■初取材は“新本拠地フィーバー”の北海道
初出演は2004年4月5日。最初の取材は北海道。この年から本拠地を札幌ドームに移し、新庄剛志現監督がメジャーから日本球界に復帰した日本ハムを取材。約3万5000人がつめかけた札幌ドームでの開幕戦の盛り上がりを伝えました。
■“選手からキャスターへ”監督・選手の思いを届ける
バドミントン日本代表で1992年のバルセロナ五輪女子ダブルスに出場した陣内キャスター、元アスリートの目線で様々な競技や、選手たちの思いを伝えてきました。 プロ野球の開幕戦にも何度も訪れ、巨人の原辰徳監督(当時)や高橋由伸監督(当時)を始め、選手たちにもインタビュー。開幕戦ならではの緊張感や新シーズンへの意気込みを取材しました。
■イチローさんを直撃 陣内キャスターに明かした「野球が楽しい」
メジャーリーグ、マリナーズなどで活躍したイチロー選手(当時)を本拠地・シアトルで直撃するなど、長年にわたり取材。 メジャーリーグで10年連続200安打など、歴史に名を刻んだイチロー選手にプレッシャーとの戦い方や、記録に対する気持ちの変化などを聞いてきました。 2008年のインタビューでは、イチロー選手が「これまでは苦しみとの戦いだったけど、ようやく野球が楽しいという気持ちが純粋に芽生えてきた」と、素直な気持ちを陣内キャスターに明かしていました。
■オリンピアンとして“選手に寄り添い続ける言葉”
オリンピックでは夏冬あわせて7大会を現地取材。4年に1度の大舞台に臨む選手たちの戦いぶりや、現地の熱狂を伝えてきました。 「普段の大会と緊張が比べものにならない」と、語るほどの大舞台、選手たちを間近で取材し、現役時代を重ね涙することも。 「みんながどれほど頑張ってきたか、私たちには見えなかった部分の努力してきた課程にもリスペクトしたいですし、大きな感謝を伝えたい」と、選手達に寄り添ったコメントを届けてきました。