日光杉並木街道 来年で植樹開始400年 記念ウイスキー製造の酒蔵が関係者に樽入れを披露
とちぎテレビ
来年、日光杉並木街道の植樹が始まってから400年の節目の年を迎えることを受け、記念のウイスキーを作ろうと、日光市で1日、熟成させるために樽に入れる作業が地元の関係者に披露されました。 日光杉並木街道の植樹400年の記念ウイスキーを作っているのは、創業150年を超える小山市の酒蔵・西堀酒造です。ウイスキーを樽に入れて熟成させる工程を披露する式典を開き、地元選出の国会議員などおよそ100人が出席しました。 挨拶に立った西堀和男社長は「ここから100年先まで続く、日光ウイスキーの礎を築けると確信している。世界に向けて特色のあるジャパニーズウイスキーを発信し、日光や栃木に貢献していきたい」と、今後の抱負を述べ、樽にウイスキーを入れました。 近年国産ウイスキーの人気が高まっていることなどから、西堀酒造は2022年にウイスキーの製造を始め、日光の良質な水を使っています。また、日光東照宮へと続く日光街道沿いに酒蔵があることなども縁で、御神木である杉で作られた和樽でウイスキーを作ることになったということです。 風味や香りを高めるため、樽の内側を焦がす手法を使っていて、このあと1年間ほど熟成させ、2025年11月ごろに限定400本発売する予定です。 現在試作段階のウイスキーの味について、西堀和男社長は「杉の香りがうまく乗っている。今後の変化が楽しみです」と笑顔を見せました。
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