長野県が淫行条例案を提案へ 知事「子どもたちが性被害に苦しんでいる」
県会は、多数の自民党にも条例化に批判的な議員が一部おり、ほかの会派も明確な賛否を示しているほかに流動的な動きも。条例によらない県民運動で青少年育成・性被害防止に取り組んできた歴史は50年余になるため、方向転換をめぐる県会の論議は注目を集めそうです。 県はこれまでに「長野県子どもを性被害から守るための条例(仮称)骨子(案)」として淫行処罰条例案を検討。主要部分は「大人は18歳未満の子どもに対し威迫し、欺きもしくは困惑させ、またはその困惑に乗じて、性行為やわいせつな行為を行ってはならない」とし、2年以下の懲役または100万円以下の罰金を科すとしています。6月10日の部局長会議で条例案の内容を検討した上で、県会に提案の予定です。
--------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説