試合後、スタンドで落胆するユナイテッドのサポーターら

　サッカーJ2・鹿児島ユナイテッドFCは27日、長崎市のピーススタジアムでV・ファーレン長崎に1―4で敗れ、来季のJ3降格が決まった。通算成績は7勝8分け21敗（勝ち点29）で19位。残り2試合で残留ラインの17位愛媛FCとの勝ち点差は10となり、逆転の可能性がなくなった。 【写真】J3降格が決まり、うなだれるユナイテッドの選手ら

　ユナイテッドは前半、相手のパス回しに対応できず、2点を許した。後半も57分に1点を追加された。前線に人数をかけて攻撃を仕掛け、61分にはMF田中渉選手が頭で押し込み1点を返した。しかし、81分にサイドから守備を崩されて4点目を決められた。

　試合後、浅野哲也監督は「選手は頑張ったが、結果を出す力が足りなかった。全て私の責任だ」と述べた。進退については、「目標を達成できなかったので一つの材料になる。考えたいと思う」と語った。徳重剛代表は「ファン・サポーターの期待に沿えない結果となり、心からおわびを申し上げる。1年でのJ2昇格を目指す」とのコメントを出した。

　ユナイテッドは今季、5季ぶり2度目のJ2参戦だったが、守備の脆弱さが目立ち失点が多く、1年で降格が決まった。

　次節は11月3日午後2時、徳島県鳴門市のポカリスエットスタジアムで徳島ヴォルティスと対戦する。