山本由伸の1球に固まったジャッジへ怒号「ど真ん中なのにだ!」 番組司会者が打率.111で猛批判
ワールドシリーズ
米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は26日(日本時間27日)、本拠地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第2戦に先発し、7回途中1安打1失点の快投で4-2の勝利に貢献した。アーロン・ジャッジ外野手から2三振を奪うなどきりきり舞いに。無安打に抑えられ、米ヤンキース専門ポッドキャスト番組ではあるシーンに声を荒げて憤りを露わにする出演者もいた。 【動画】「許容できない」 番組では怒号も…山本由伸にきりきり舞いにさせられたジャッジの映像 山本の前に手も足も出なかった。4-1でドジャースリードの6回2死走者なし。カウント0-2から、ジャッジは真ん中低めの94マイル(151.3キロ)のフォーシームを見逃した。続く4球目のボールになりそうなカーブをファウルとした後、インコースに食い込むスプリットに手を出し空振り三振。この日は4打数無安打3三振、山本には2三振を喫した。WS2試合で打率.111、6三振と不振に喘いでいる。 不甲斐ない主将に憤りを露わにしたのは米ヤンキース専門番組「ピンストライプ・テリトリー」の司会者デレク・レバンドフスキ氏。第2戦後に公開された同番組のエピソードで「悲しいが、彼がポストシーズンに強い選手という信頼は完全になくなった。許容できない」と嘆いた。このままジャッジが何もできずに4連敗を喫したら「彼の遺産に永久に傷がつく。終わりだ」と力を込めた。 特に強調したのが6回の空振り三振のシーン。「カウント0-2、2死。ジャッジが速球を狙っておくべき場面だ。世界中の全打者が速球を狙うところだ! 全員が、だ! しかし彼は見逃した。ど真ん中なのにだ!」と声を荒げた。振るべき球を振らず、その後のボール球2球に手を出したジャッジを批判。「彼はメンタル面で圧倒されている。圧倒されているんだ」と精神的な問題だとした。 ジャッジは今季58本塁打、144打点で2冠王に輝き、ア・リーグMVPの最有力候補とされている。一方、ポストシーズンに入ってからは打率.150、2本塁打、OPS.605と本来の力を発揮できていない。WS第3戦は27日(同28日)、舞台をニューヨークに移して行われる。ホームのファンの前で本領を発揮することができるだろうか。
THE ANSWER編集部