「イニングをしっかり投げる」 ソフトバンクからロッテにFA移籍の石川柊太が決意
プロ野球ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使し、ロッテへの移籍を決めた石川柊太投手(32)が19日、千葉市内で記者会見を行った。石川柊は「イニングをしっかりと投げることが一番」と語り、新天地での決意を新たにした。 石川柊の通算成績は185試合に登板し、56勝41敗、防御率3・32。2020年に11勝を挙げて最多勝と勝率第1位のタイトルを獲得するなどの実績を持つ石川柊に対し、残留を求めるソフトバンクのほか、巨人やヤクルト、オリックスなど複数球団が獲得に乗り出していた。 背番号は、今季まで吉井理人監督がつけていた「21」に決定した。「(ソフトバンクでは)和田さんがつけていて、かっこいいと思っていた」という石川柊は、古巣との対戦について問われ「手ごわい打線だというのは一目瞭然。しっかりと準備したうえで挑みたい」と語った。 ロッテは佐々木朗希投手が米大リーグ挑戦を目指しており、先発投手の補強が急務だった。会見に同席した吉井監督は「先発としてやってほしい。(シーズンを通じて)25試合以上を投げてほしい」と期待を寄せた。