マンUが待望の守備的MFを補強! PSGからウルグアイ代表MFウガルテが完全移籍加入
マンチェスター・ユナイテッドは30日、パリ・サンジェルマン(PSG)からウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテが完全移籍にて加入することを発表した。 クラブの発表によると、契約期間は2029年までの5年間で1年間の延長オプションが付帯。移籍金は公表されていないものの、イギリスメディア『BBC』によると、4230万ポンド(約81億円)ほどの見込み。ボーナスも含めると、最大で5080万ポンド(約97億円)まで上昇するようだ。 今夏、マンチェスター・ユナイテッドはブラジル代表MFカゼミーロの去就が不透明だったこともあり、移籍市場が開いた当初から守備的MFの獲得を模索していた。その中で“ファーストチョイス”となった選手がウガルテで、自身は当初からマンチェスター・ユナイテッド入りを強く希望していたため、7月の時点で個人合意に至ったと報じられていた。PSG側もウガルテの売却に前向きだったものの、昨年夏にスポルティングからウガルテを獲得した際の移籍金6000万ユーロ(約97億円)を要求したことで、交渉は長期化。だが、最終的には“三方よし”の形で移籍が成立した。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、マンチェスター・ユナイテッドは他の守備的MFにオファーをすることは1度もなかったとのことだ。 加入に際し、ウガルテはマンチェスター・ユナイテッドを通して次のようにコメントを発表している。 「このような大きなクラブに加入することは信じられない気持ちだ。首脳陣と僕が話し合ったプロジェクトは非常にエキサイティングだった。マンチェスター・ユナイテッドは野心的なクラブであり、僕も野心的な選手だ」 「サポーターの情熱は僕にとって非常に重要なものだ。ユナイテッドのファンがいかに素晴らしいかは知っているし、『オールド・トラッフォード』を体験するのが待ちきれない。僕は成功するために非常に強い決意を持っている人間だ。チームメイトのためにすべてを犠牲にして捧げる。一緒にトロフィーを獲得し、このクラブがいるべきレベルに到達するために戦う」 ウガルテは2001年4月11日生まれの現在23歳。母国のCAフェニックスでプロデビューを飾り、2021年1月にポルトガルのファマリカンへ完全移籍加入して欧州へ上陸。2021年夏に完全移籍加入したスポルティングでは、2年間の在籍で公式戦通算85試合出場1ゴールを記録。在籍2年目には、日本代表MF守田英正と中盤でコンビを組んだ。昨年夏にPSGへ完全移籍すると、2023-24シーズンは公式戦37試合のピッチに立ち、フランス国内2冠を経験した。 また、2021年9月にはウルグアイ代表デビューを飾った。これまでに国際Aマッチ通算で21試合に出場。FIFAワールドカップカタール2022では出番こそなかったもののメンバーに選出されており、今夏に開催されたコパ・アメリカ2024では全6試合にスタメン出場した。 昨シーズンのプレミアリーグで過去最低の8位に沈んだマンチェスター・ユナイテッドは、今夏の移籍市場で大型補強を敢行。新たなストライカーとしてオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーを獲得したほか、脆弱だった最終ラインにはオランダ代表DFマタイス・デ・リフト、U-23フランス代表DFレニー・ヨロ、モロッコ代表DFヌサイル・マズラウィと3名の即戦力が加入している。
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