佐々木朗希 代理人の〝静かな環境発言〟で参戦球団増殖も「ブルワーズ、レッズ、タイガース…」
ロッテからポスティングシステムでのMLB移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の〝大フィーバー〟が巻き起こっている。 米東部時間10日午前8時(日本時間10日午後10時)から交渉が解禁され、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が10日(同11日)にウインターミーティングが開かれているテキサス州ダラスで報道陣に応対。接触してきたのは「20球団以上」と明かし、来週からは獲得を目指す球団との面談を行う予定という。 契約を結ぶ時期は2025年の国際ボーナスプールに移行する来年1月15日(同16日)以降となる見通し。気になるのは、令和の怪物がどこのユニホームを着てプレーするかだ。 ウルフ氏は〝横一線〟を強調しながらも「彼は若くしてMLBでプレーすると表明しており、それが日本では非常に失礼で逆流行為とみなされている。それに多くの人が同調して彼と彼の家族に誤ったうわさを流し、彼の精神状態に非常に悪影響を与えた」とし「彼がこれまで経験してきたこと、メディアとの関わりが楽しくなかったことを考えると、より小規模な市場にいることが有利かもしれない。彼がどう考えるか分からない」と〝静かな環境〟を選ぶ可能性も示唆した。 これまでの米メディアの報道では日本選手が在籍するドジャースやパドレスが有力視されてきた。もちろん、今後も優位であることに変わりはないが、箸にも棒にも掛からなかった球団にとっては〝朗報〟だ。 MLB公式サイトはブルワーズを候補に挙げ、日本選手とのつながりがないことを指摘した上で「ミルウォーキーは比較的平和で静かな場所」「ブルワーズは極端に劣勢とみられているが、国際ボーナスプールは755万5500ドル(約11億4800万円)と最も高い球団の一つだ」と伝えた。他にもレッズ、タイガース、マーリンズ、ツインズ、アスレチックス、マリナーズ、レイズが同等のプール金を保有するとしている。今回の発言により、佐々木獲得を狙う新たな球団がますます増えるかもしれない。
東スポWEB