女児の性器をハサミで切り取り、縫い合わせる…日本のフェミニストがなぜかスルーする「女子割礼」の大問題
日本に住む外国人は増え続けている。イギリス在住で著述家の谷本真由美さんは「女子割礼や名誉殺人、児童婚、近親婚といった習慣を持つ国・地域からも移民が来る可能性があるが、いまの日本ではこうした人たちを受け入れる準備が整っているとは言えない」という――。 【図表をみる】女子割礼を受けた15~49歳の少女と女性の割合 ※本稿は、谷本真由美『世界のニュースを日本人は何も知らない6』(ワニブックス【PLUS】新書)の一部を再編集したものです。 ■8歳の女児が「嫁」として売られる国がある 移民に関する議論で日本に欠けていることとして、児童保護、婚姻、生殖に関することがあります。具体的には、次の通りです。 ・女子割礼 ・低年齢の女児の強制結婚 ・近親婚 これらは児童、とくに女児の健康や生命に関わることです。 移民の祖国の中には、幼い女児と、中年や高齢男性を強制的に結婚させる習慣が残る国もあります。移民3代目や4代目でもやる場合があり、子どもはまだ小学生というケースも珍しくありません。それも闇でやったりします。 小学生だから妊娠して死ぬことだってあります。 最近ではCNNが高齢の男性に8歳の娘を売ったアフガニスタンの家庭について報道していました。お金欲しさに自分の娘を嫁として差し出すような地域が存在するのです。こういう習慣があるところには、日本人が最近ニュースでよく耳にする地域も含まれています。 ■いまの日本で外国人児童を救うのは難しい こういう強制結婚を防止するため、ほかの国は結婚同意年齢を上げたり、通報したり、女児を保護したりする仕組みを整えています。 とはいえ実際、救いきれているわけではありません。結婚を拒否した女児は、家族に刃物で殺害されたり硫酸など化学物質をぶちまけられたり、火をつけられたりします。 このような悲劇が先進国でも起こっているのです。 ですから児童を守る強固な仕組みが必要で、外国人児童の危険を検知し、親から守る仕組みが必要なのです。いまの日本の体制ではおそらく不可能です。