【楽天】小郷裕哉「脱NO.2」宣言 首位打者&盗塁王照準「どうしたら取れるかを考えながら」
楽天小郷裕哉外野手(28)が、脱NO・2を高らかに宣言した。15日、仙台市内の商業施設でクリスマストークショーに出演。6年目の今季は12球団唯一の全試合フルイニング出場を達成した。個人成績でも自己最多の145安打、32盗塁をマーク。安打数と盗塁数の2部門でリーグ2位に入った。来季は首位打者、盗塁王を目指すとともに、チーム内の応援タオル販売数で2年連続1位を狙う。 ◇ ◇ ◇ 小郷が約200人のファンの前でタイトル獲得への意欲を打ち明けた。今季は開幕からレギュラーに定着し、主に1番打者として打線をけん引。12球団唯一の全試合フルイニング出場に加え、安打数と盗塁数でリーグ2位に入り、球界を代表する選手に成長した。ただ、プロである以上はトップを見据える。「いろいろ2位だったので、来年は1番になれるように頑張ります」と決意を込めた。 今季は無我夢中でプレーし、好成績につながった。「正直、何も分からずにスタートして、結果2位だったというのがある」。タイトル争いの経験を生かし、来季は首位打者と盗塁王に照準。「まずは数字を積み上げていって、1位はどうしたら取れるかを考えながら練習していこうかなとは思います」と貪欲に上を狙っていく。 タイトルは惜しくも逃したが、チーム内で頂点に立ったものがある。今年の「MyHEROタオル」の販売数は1位小郷、2位浅村、3位村林の順だった。「1つの夢だったんで、来年もまた1位を取れるように皆さん、お願いします」とファンにアピール。「村林が来年、背番号が変わるので、そこが一番強敵なんですけど、僕も負けないように」。背番号が「66」から「6」に変わる1学年下の遊撃手をライバル視した。 もう1人負けられない人気選手がいる。それは立正大で同期だった伊藤裕季也内野手(28)だ。「おごゆき」として親しまれる2人だが、全体のグッズ売り上げでガチンコ勝負を繰り広げている。「グッズ担当の人にどっちが売れたかを聞いたら、僕の方が全然売れてました。やっぱ顔じゃないんだみたいな。野球の結果が結構、重要なんだなと(笑い)」。野球でもグッズ売り上げでも、NO・1にこだわる。【山田愛斗】