アジア最大のコーヒーの展示会「SCAJ2024」で思わず欲しくなったコーヒー器具5選
5. 高精度なハンドミルを電動化
TIMEMORE「商品名未定」(価格未定) 2012年に中国・上海でスタートしたTIMEMORE(タイムモア)。精度と質感、そしてコスパの高さが際立つハンドミルやコーヒースケールで一躍その名を轟かせたコーヒー器具メーカーですが、近年は電動ミルにも進出。すでに据え置き型の「Sculptor」シリーズが発売されていましたが、いよいよコンパクトなタイプも登場する模様です。さすがに重さはズシリときますが、片手で持てるサイズ感で、TIMEMOREらしく質感の高さが伝わってきます。 豆は上部のパーツを上に引き上げてできた隙間に入れるカタチ。置き場所が必要になるフタがないのはいい! それに、こういうギミックはプロダクト好きとしてはたまりません。挽き目は下部の粉受けを外すと見えるダイヤルで調整します。これはハンドグラインダーと同じですね。 現時点では発売日や価格は未定ですが、来年には発売予定とのこと。コンパクトな電動ミルというと、アウトドアでも、みたいに紹介されがちですが、キッチンでもスペースを取らないサイズ感は、毎日ドリップしているコーヒーラバーにとってもありがたいものです。 * * * SCAJ2024には他にもたくさん気になるコーヒー器具がありました。コーヒー初心者からベテランまでコーヒー好きなら誰もが楽しめるコーヒーの展示会。一般の人も入場できる(入場料あり)ので、気になる人はぜひ来年訪れてみてください。毎年コーヒーの日である10月1日頃に行われています。世界中のコーヒーを試飲するだけでも、コーヒーの楽しさを実感できること間違いなしですよ。
<取材・文/円道秀和(&GP)>