富裕層たちが自然にやっている《節約ポイント3点》&《お金を増やす2つの工夫》元証券会社社員が解説
「富裕層が増えている」とは言うものの、看過できない「世帯間の経済格差」
「富裕層は増えている」という事実とともに、その対極にある「持たざる世帯」に関する統計も出ています。 厚生労働省が公表した「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」によると、2021年の相対的貧困率は15.4%。この相対的貧困率とは「ある国や地域の大多数よりも貧しい相対的貧困者の全人口に占める比率(※)」のこと。 「持つ世帯と持たざる世帯」の格差が今後さらに広がる可能性があることも、看過できないと言えそうです。 ※引用:デジタル大辞林「相対的貧困率」コトバンク
【富裕層の節約ポイント】ホンモノの資産家たちが《出し渋る》3つの出費!
さて、富裕層と呼ばれるホンモノの資産家たちは「自由にお金を使えるうらやましい人たち」と思われることも多いでしょう。ところが、実は節約をモットーとして堅実な暮らしを送る方が結構多いのです。 ここからは「富裕層の節約ポイント」として、ホンモノの資産家たちが《出し渋る》3つの出費に関してお話ししていきましょう。
【富裕層の節約ポイント 1】無駄な光熱費を出し渋る!
●省エネなどエコを心がける 富裕層の中には、「エコ」を心がけることで結果的に節約につなげている方もいます。猛暑の今、みんなが気になる光熱費がその最たる例ですね。 エアコンの設定温度に気を配る、LED照明を使う、定期的に電気料金プランの見直しをなど行うなど、小さな工夫の積み重ねを大切にする人は、お金持ちの方に結構多いのです。 こうした心がけは、単に固定費を抑えるだけではなく、暮らし周りを整えることにも繋がります。私たちが見習える部分は少なくなさそうですね。
【富裕層の節約ポイント 2】少額の手数料にも目を光らせる
●手数料がかからないように工夫する 銀行やコンビニエンスストアなどのATM利用手数料も、富裕層たちが出し渋る出費の一つと言えます。 一度のあたりの金額はいずれも小銭程度ですが、回数がかさめばそれも無視できない存在に。 お金持ちの中には、こうした手数料を極力避けるような工夫に余念がない方も多いです。 口座利用手数料が無料になる条件を満たすよう口座残高をこまめに確認することが習慣となっているという方も。 自分が無駄だと感じたことに対しては、たとえ1円の出費も許さない! というシビアな姿勢が大切なのかもしれません。