NPB「フジテレビ取材パス没収騒動」のウラで…日本シリーズ視聴率が「大谷効果」の恩恵受ける皮肉
毎日新聞が30日付の朝刊と電子版で報じた、「NPB、フジの日本シリーズ取材パス没収」問題。26日の第1戦、27日の第2戦に続き、第4戦、第5戦と日本シリーズの裏で、同時刻にドジャースとヤンキースが戦うワールドシリーズのダイジェスト版を放送したフジテレビにNPBが激怒。フジの日本シリーズの取材パスを取り上げたとされた。 【画像】真美子夫人、肩がポロリでS E X Yすぎるっ!!!❤ カメラが激写したお慌ての瞬間! そんな中、ビデオリサーチは1日、日本シリーズ(S)第5戦、ワールドシリーズ(WS)第5戦、そのダイジェスト放送の視聴率を発表した。 フジテレビが放送し、ドジャースが世界一を決めたWS第5戦(10月31日午前9時6分~)の平均世帯視聴率は8.7%(数字はいずれも関東地区=ビデオリサーチ調べ)、同日午後7時からのダイジェスト放送は8.2%をマーク。一方、テレビ朝日が中継した日本シリーズ(午後6時2分~)は、10.2%だった。日本シリーズがWSを上回る結果となった。 ちなみに、阪神とオリックスによる昨年のシリーズ第5戦(甲子園)は、同じくテレビ朝日が午後6時3分から中継し9.4%。昨年比で約1%の上積みとなった。 「様々な要因が考えられますが、大谷効果の恩恵を受けている部分はあると思います」と、メディアに詳しいジャーナリストがこう続ける。 「昨年は『関西シリーズ』だったとはいえ、屈指の人気を誇る阪神が出ての数字ですからね。3位のDeNAがCSを勝ち抜いて出場。下馬評ではソフトバンクが圧倒的有利と言われながら、DeNAが敵地・福岡で3連勝という意外な展開で、シリーズ自体は盛り上がっているが、対戦カードとしては昨年以上に地味な面は否めない。普段はあまり野球に関心がない人たちが大谷を通して改めて野球に触れ、日本シリーズも見てみようというムードが多少なりとも醸成された可能性はあります」 NPBとしては、大谷フィーバーを野球人気向上の契機にしたいところだが…。 ◇ ◇ ◇ フジテレビは今、別件で大炎上している。ベテランアナウンサーらが新人の容姿をイジり倒す動画を巡り、「パワハラでは」「イジメでは」と波紋を広げているのだ。問題となった動画は約4カ月前に公開されたのだが、今になってなぜ火が付いたのか。その裏側とは。 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。