足を骨折し、低体温症になっていた90代女性 新聞配達中に見つけ保護 昨年に続き3回目の善行に感謝状 益田市
島根県益田市内で所在不明となっていた高齢女性を保護したとして、益田署は25日、新聞配達店経営の佐々木篤生さんに署長感謝状を贈呈した。 【画像】感謝状を受け取った佐々木さん 佐々木さんは10月30日午前2時40分ごろ、新聞配達中に民家の玄関前で動けなくなっている90代女性を発見。駐在所に連絡し保護に協力した。 女性は、見つかった場所から約1キロ離れた民家に住み、家族から行方が分からなくなったと届けが出されていた。左足を骨折し、低体温の症状もあったが、命に別条はなかったという。 署長室であった贈呈式で、中尾節也署長は「危ないところを助けてもらった」と感謝。佐々木さんは「昔から知っている人だったので無事で良かった」と振り返った。 佐々木さんは、昨年も2件、配達中に倒れている高齢者を発見し保護に協力している。「駐在所と連携し、地域を守っていきたい」と意気込んでいた。
中国新聞社