極寒林道ツーリングの強い味方! 使い捨てカイロを貼りこなそう
熱源を身につける防寒の種類
電熱ウエア&グッズ 〈メリット〉素早く身体を暖めることができる/重ね着することなく防寒できる/温度を段階的に調整可能 〈デメリット〉バッテリーが切れると使用不可/配線またはバッテリーがジャマ 使い捨てカイロ 〈メリット〉お手軽に身体を暖めることができる/かさばらない、つけていて気にならない/半日(約12時間)ほど温度が持続する 〈デメリット〉一度貼ると温度調整ができない/頻繁に使い過ぎると逆にコストがかかる ハクキンカイロ 〈メリット〉マイナス40℃まで使用可能/24時間温度が持続する/発熱量がケタ違い 〈デメリット〉使用にひと手間+点火が必要/独特のニオイがある
林道ツーリングなどイレギュラーが発生しやすい状況下に合う使い捨てカイロ
“熱源を身につける防寒”で、林道ツーリングにおいて一番楽で適した方法は何か…と考えてみたところ、「使い捨てカイロ」が使い勝手や安全&安定性において優れているのではないかと思い至った。 林道ツーリングでは、林道に入るまでは高速道路や舗装路などオンロード走行とほぼ変わらないが、林道に入ってしまうとダートの路面状況によっては転倒のリスクもあり、マシントラブル時などに容易に周囲に助けを求められないことのほうが多い。 電熱ウエアだとマシンから直接電源を取る場合、スタンディングとシッティングを繰り返すオフ走行ではジャマのひと言に尽きる。また、モバイルバッテリーを内蔵させるとゴワついたり、転倒時に身体に刺さって危険でもある。さらにトラブル時にすぐ助けを呼べるとは限らず、バッテリー容量が弱点に。時間を気にしなくていいという点ではハクキンカイロもいいが、手間とまんべんなく身体を温められないという点でイマイチ。 貼ってしまうと温度調整ができない使い捨てカイロではあるが、ライディングに一切影響しない/必要十分な持続時間/熱ければ剥がして別部位でキープできる/予備を気軽に携帯できるという点で、安心して林道走行を楽しめるのだ。 というわけで、これまでお医者さんや整体師さんに教わった”使い捨てカイロで生物的に暖まる方法”をご紹介しよう。これらを参考に、自分だけの最強防寒スタイルを作ってみて!! 実際筆者もこの熱源方法+レイヤリング保温で毎年真冬の林道内撮影(外気温0~6度/高速&ダート走行往復でトータル16時間ほど)は使い捨てカイロの恩恵を受けまくっているのだが、おうちに着くまで感動的にポカポカ。