高知が15大会ぶり初戦突破…高校サッカー、専大北上に快勝
サッカーの第103回全国高校選手権大会(読売新聞社など後援)は29日、各地で1回戦の残り15試合が行われ、37大会ぶり出場の東北学院(宮城)が奈良育英(奈良)を破り、42大会ぶりの白星を飾った。静岡学園(静岡)は広島国際学院(広島)に快勝。最高峰のU―18(18歳以下)プレミアリーグ王者の大津(熊本)は福井商(福井)を、日章学園(宮崎)は西目(秋田)をそれぞれ圧倒した。初出場校では、金沢学院大付(石川)、龍谷富山(富山)がともにPK戦の末に勝利。前橋育英(群馬)、滝川二(兵庫)、東福岡(福岡)なども勝ち進んだ。2回戦は31日、首都圏8会場で16試合が行われる。
サッカー熱、県全体に
高知が15大会ぶりに初戦を突破した。12分、左サイドからの低いクロスを、主将のMF市原が合わせて先制。後半にはFW門田が追加点を決め、専大北上に快勝した。高知ユナイテッドが県勢初のJリーグ参入を決め、大坪監督は「県全体のサッカーが活性化している」。高知ユナイテッドのジュニアユース出身の市原は「チームが一つになったから勝利できた。全国制覇を目指したい」と語った。