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熊本県暴力追放運動推進センターは個人情報が入ったパソコンが遠隔操作されたことによって、相談者約2500人分の個人情報が外部に流出した恐れがあると、11月21日に明らかにした。 【画像】熊本県暴力追放運動推進センター

暴力団に対する相談者約2500人分の個人情報

外部への個人情報流出の恐れがあるのは、熊本県暴力追放運動推進センターに2023年1月から2024年11月15日まで寄せられた相談者約2500人分の住所や氏名、電話番号など。 このセンターは、熊本県の公安委員会の指定を受け、暴力団に関する相談を秘密厳守で受け付けていて、流出の恐れがある中には、一部の相談内容も入っていたということだ。 センターによりますと、11月15日の午前、男性職員が業務中にパソコンでサイトを閲覧していたところ、「お使いのコンピューターは無効になっています」という警告画面が表示された。 表示された番号に電話をかけ、『マイクロソフトサポートセンター』を名乗る男の指示通りにパソコンを操作。すると、パソコンが遠隔操作に切り替わってしまったという。

閲覧の痕跡はないものの・・・流出の恐れ

センターが警察などに相談したところ、個人情報が閲覧された痕跡は確認されなかったものの、遠隔操作で外部からアクセスされたため、流出の恐れがあるということだ。 センターは「職員への指導や情報管理に不備があった」とコメント。今後は個人情報を管理するパソコンをインターネットに接続しないなどの対策をとるという。 現在、相談者には電話で謝罪をしていて、「センターを名乗る電話や郵便物は不審な点がないか注意してほしい」と呼びかけている。 （テレビ熊本）