Google最新の動画生成AI「Veo」がプライベートプレビューで公開 ~1080p/60秒以上のビデオを生成可能
米Googleは12月3日(現地時間)、同社最新の動画生成AIモデル「Google Veo」のプライベートプレビューを、Google Cloudの機械学習プラットフォーム「Vertex AI」にて開始した。利用するには、Google Cloud担当者への問い合わせが必要となる。 【画像】Image-to-videoの作成例 「Veo」は、Google DeepMindが開発した動画生成AIモデル。テキストや画像のプロンプトから1080pの動画を生成可能で、これまでに同社が発表した「Imagen Video」や「Lumiere」ではプロンプトをもとに5秒ほどの簡単な動画を生成するにとどまっていたのに対し、60秒以上の動画を生成できることも特徴のひとつとしている。 「Veo」によって生成されるすべての動画コンテンツには、Google DeepMindの目に見えない電子透かし「SynthID」が組み込まれており、AIによって生成されたコンテンツであると識別可能。また、プライバシー侵害などのリスクを軽減する保護機能として、有害なコンテンツの作成を防ぐセーフティーフィルターが導入されている。 著作権の懸念に対するGoogleの補償も明示されており、エンタープライズ環境でも安心してモデルを利用できるとしている。 なお、Vertex AI上では合わせて、Google Cloudのすべてのユーザーが画像生成AI「Imagen 3」を利用できるようになる。こちらは来週からアクセス可能になる予定とのこと。
窓の杜,石山 裕規