立民と維新「どっちが勝つかばっかやってる」と批判 名古屋・河村市長が定例会見
立民と維新「どっちが勝つかばっかやってる」と批判 名古屋・河村市長が定例会見
名古屋市の河村たかし市長は24日、市役所で定例記者会見に臨んだ。国政で立憲民主党と日本維新の会が対立する構図となっていることについて「どっちが勝つかばっかやってる。議員の非家業化にもっていく新勢力がぜんぜん出てこない」などと批判した。一方、自身の国政復帰については明言しなかった。 【動画】名古屋・河村たかし市長が定例会見(2023年7月24日)
「自民と野党の差つけれーせん」
次の衆院選を巡り、野党間の候補者調整を模索する立民に対して維新や国民民主党が否定的な姿勢を示すなど、野党の主導権争いが激しくなっている。河村市長は自身が率いる地方政党「減税日本」として一時は維新勢力と連携していたが、今年の統一地方選・市議選で協力体制を解消している。 河村市長は持論である議員の非家業化やマイナンバー制度の見直しなどに取り組む野党がないとした上で、「自民党と野党の差がつけれーせんわ」と苦言を呈した。
今年度3回目の「交通事故多発警報」発令
市内で交通死亡事故が相次いでいるとして、「交通事故多発警報」を同日付で発令した。 今月20日から22日の間に交通事故死者数が3人となり、市の実施要綱で定める「10日以内に交通事故死者数が3人以上」の状況となったため。警報の発令は今年度3回目で、今回の発令期間は今月末まで。 亡くなったのは自転車に乗車中の1人と歩行者2人だとして、河村市長は「ドライバーは周囲の状況に配慮して安全確認を確実に。歩行者は道路横断時、左右の安全確認を確実に行い、横断中も周囲に注意を」などと呼び掛けた。
名駅前で今年は“公式”の野菜栽培「わし食った」
昨年、市民による野菜の無断栽培が問題となった名古屋駅前の市有地で、今年は市が伝統野菜のナスなどの栽培を始めたことについて、「勝手に植えてもええというわけではないですけど、楽しいじゃないですか」と説明した。 市は観賞用に植えたというが、「わし食ったでよ。みんなで食べりゃええがや」と述べた。 (関口威人/nameken)