T-岡田と安達了一が引退対談…オリックスの悲喜こもごもを語り尽くす〈関西発 月イチ! SPORTS〉
――これからのチームに期待することは。
安達「選手間で言い合えるチームが強いと思う。(森)友哉とか(若月)健矢とか、そういう選手が意見を言ってくれたらいい」
岡田「レギュラーの選手たちが当たり前のことを当たり前に、何事も全力で取り組んでほしい」
――安達さんは秋から一軍の内野守備走塁コーチに就任。指導者像は。
安達「理想像みたいなのはないですけどね。選手がやりたいことをサポートするだけ。(ノックを)やりたいと言われたらやるし、守備(の練習)をもっとやらせたいという思いはありますけどね」
――岡田さんは元阪神の赤星憲広さんがオーナーを務める少年野球チームでアドバイザーを務める。
岡田「一度、プロ野球の外から野球を見て、もっと知識をつけたいと思っています。今後どのカテゴリーを教えるかは分からないけど、選手の役に立てるように。海外へコーチ留学することも頭にはあります。オリックスに戻ってきたい気持ちももちろんあります」
おかだ・たかひろ 大阪府吹田市出身。大阪・履正社高では通算55本塁打を放って「浪速のゴジラ」と呼ばれ、2006年に高校生ドラフト1巡目で入団。登録名を「T―岡田」と変更した10年、33本塁打を放って本塁打王に輝いた。21年には17本塁打63打点で25年ぶりのリーグ優勝に貢献。通算成績は打率2割5分7厘、1193安打、204本塁打、715打点。
あだち・りょういち 群馬県高崎市出身。2012年に東芝からドラフト1位で入団した。16年1月に国指定の難病「潰瘍性大腸炎」と診断されたが118試合に出場し、リーグ優勝した21年も100試合出場と活躍。主に遊撃で守備の名手としてチームを支えた。通算成績は1176試合出場で打率2割4分5厘、906安打、325打点、127盗塁。
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