DeNA・東克樹、左脚は不安なし！ 日本シリーズ第1戦を視野に復調ぶりをアピール
左太もも裏の肉離れで戦線離脱しているDeNA・東克樹投手（28）が23日、横浜スタジアムで調整し、復調ぶりをアピールした。チームが休養日だった22日に球団施設のブルペンで山本祐大捕手（26）を相手に投げ込み、26日に開幕する日本シリーズでの戦列復帰へ手応えをつかんだ。 戦列復帰が見えてきた。東はチームが休養日だった22日にブルペンで投げ込んだことを明かし「順調に来ている。投げることに関して不安はない」と言い切った。 右尺骨の骨折で離脱している正捕手の山本を座らせ、投球練習を行った。「普段のブルペンと変わらないくらいの出力だった」と手応えをつかみ、球の回転数などを測定する機器「トラックマン」の数値も万全の状態のときと遜色なかったという。 先発登板した12日の阪神とのクライマックスシリーズ（CS）ファーストステージ第1戦で負傷。安打を放った際の走塁で軸足となる左脚を痛めた。13日に出場選手登録を外れた後も1軍で調整し、20日にブルペンでの投球を再開。この日はキャッチボールなどで調整した。 離脱直後に「最短で戻ってこられるような準備をする」とコーチやトレーナーと方針を確かめた。22日の投球内容を映像で確認した大原チーフ投手コーチは「球を受けた祐大からも『違和感はない』と報告があった。投げることに関しては問題ない」と評価した。 東は26日の日本シリーズ初戦を視野に入れているとみられ、大原コーチは先発陣の運用について「東の回復状態を見ながら判断する。何パターンか考えている」と説明した。東は「プロ野球生活の中で日本シリーズに出られる回数は何回あるか分からない。チームが必要としてくれるならリスクを負ってでも投げたい」と決意を示した。（鈴木智紘）
