「ヤキモチをやく」の裏に隠れる心理とは?「かわいい」と「うざい」の微妙な境い目も解説!
嫉妬してつらい! ヤキモチを焼かなくするにはどうしたらいい?
嫉妬は人間のなかに根付いているもの ハーバード大学の研究者で、嫉妬に関する論文を共著しているバランド・ジャラル博士は、「嫉妬は私たち全員に備わっているもの」と<USAトゥデイ>に話している。 ジャラル博士によると、嫉妬はもともと生存や繁栄のために必要だった感情のはたらき。それが現代社会では生存にとって不可欠ではなくなり、その不適合がストレスを生むことに……。そのため、「嫉妬をするのはバカげていると分かっていても、どうにも抑えられないのです」とジャラル博士。 実際に、カップルカウンセリングを受けた男女ペア88組を対象にしたある調査では、男性の79%、女性の66% が自分は嫉妬深いと感じていると回答。つまり嫉妬やヤキモチは、それほど一般的な感情だということ。
多少のヤキモチは、恋愛にプラスにはたらく 恋愛関係において、時々嫉妬するのは自然なこと。嫉妬の感情は、お互いの存在が当たり前でないことを思い出させたり、相手を大切に扱うことを動機づける効果もあり、愛をより強く感じさせる効果も。許容範囲内のヤキモチであれば、恋愛関係においてプラスにはたらくといえる。
でも、過度の嫉妬は関係を壊す原因に ただし度を超えたヤキモチは、関係が悪化するきっかけになることも。嫉妬の感情は、負の感情を伴いながら雪だるま式にどんどん膨れ上がり、激しい感情や行動に発展する可能性がある。証拠もなく相手を避難したり、侮辱したり、問い詰めたり……といった行動は不健全な嫉妬の兆候。こうなる前に、不安な気持ちに対処することが重要。
自分のヤキモチに対処するには
ある程度の嫉妬は普通だと認識する 嫉妬は必ずしも悪い感情ではない。好きな相手に、愛情や親切、忠実さ、正直さを期待するのは自然なこと。ヤキモチを焼く自分を責めたり、相手への不満を募らせたりする前に、誰もが経験することだということを思い出して。
事実と想像を区別する 恋愛にヤキモチはつきものだけれど、冷静に対処するポイントは、事実と想像をしっかりと区別すること。例えば、「パートナーがいつも通りの態度をしていないから、きっと他に好きな人がいるに違いない」など、具体的な証拠がないのに、悪い方に考え込んでしまうのは危険信号。「いつも通りの愛情表現をしてくれないから、私は今さみしく感じている」と、自分の感情と正しく向き合ってみて。