「ヤキモチをやく」の裏に隠れる心理とは?「かわいい」と「うざい」の微妙な境い目も解説!
好きな人や恋人にヤキモチをやくのはどんな時? かわいいヤキモチもあれば、「うざい」「重い」とマイナスになることもあるもの。ヤキモチをやいてしまう心理を知れば、自分の気持ちを上手にコントロールできるようになるはず。ヤキモチをやいてしまうときの対処法もチェックして。
「ヤキモチ」とは。嫉妬とはどう違う?
「ヤキモチ」という言葉の由来 「ヤキモチ」の由来は諸説あるけれど、嫉妬の「妬く」と、食べ物を「焼く」様子を掛け合わせたという説や、嫉妬して顔が赤くなることを、焼いて赤くなった餅にたとえたという説、また、焼いた餅が膨らむ様子を嫉妬に例えたという説も。
「嫉妬」とヤキモチの違い 嫉妬もヤキモチも、他人と自分の状況を比較して生まれる感情。ただし、嫉妬は恋愛感情だけではなく、仕事や家族・友人など様々な関係性で起こりうるのに対し、ヤキモチは恋愛感情が根底にあることが多い。つまりヤキモチは、嫉妬の一種と考えることもできる。
なぜ妬いちゃうの?「ヤキモチ」の裏にある心理・感情
心理①愛情の裏返し 相手を大切に思っているからこそ、他の誰かに取られるのが嫌だと思うのは自然なこと。やきもちを焼くのは、裏を返せば、相手を大切に思っている証拠であるといえる。
心理②自尊心や自己イメージの低さ 自分は相手にふさわしくないのではないか……という不安から、パートナーの心変わりを過度に心配してしまうことも。自分に価値がないと思えば思うほど、相手からの愛情を心から信じることが難しくなってしまう。
③過去のトラウマ 恋愛で裏切られた経験があったり、親や保護者との関係が不健康だったり、過去に辛い経験をしたことがある人は、嫉妬しやすい傾向を強める可能性がある。
④過度な期待や所有欲 相手に対する過度な期待が嫉妬の原因となることも。期待が大きすぎるがゆえに、相手がその期待に応えられないと、そのギャップが不満や嫉妬へとつながることに。
⑤自分の浮気心が投影されていることも……!? 実は、自分の欲求を正当化するために、嫉妬の感情が生まれることもある。自分自身が特定の相手以外の誰かと親密になりたいという欲求を持っている場合、相手にも同様の浮気心があるのではないかと疑ってしまい、それが嫉妬心へと繋がってしまう。これは心理学でいう“投影”で、自分の持っている感情や願望を、無意識のうちに他人に当てはめてしまうことを指す。