故人の持ち物から見えるもの 遺品整理業者に密着
遺品整理業者國吉代表「孤独死される方の部屋にあるのがほとんどお酒絡みでビール瓶や紙パックなどアルコールのゴミが多いです。そのまま熱中症でという流れになっているのかなと。生活保護を受けている方のお部屋はエアコンがありません。扇風機1台」 今回、遺品整理業者へ依頼したのは亡くなった男性の遺族でした。男性は、20年以上も家族と疎遠になっていたということです。 遺族「いつかはあるだろうというのは心のどこかで持ってはいたんですけど、連絡先が(男性の住宅に)あったということで今回連絡がありました」 遺族「コロナが明けてコミュニケーションの場が携帯などといった通信機器でしかできない世の中になっているのもいろいろあると思うし、間違いなく感じていることはものすごい勢いで(孤独死が)増えて来るだろうなと実感しています」 遺族「僕はそういう時間を過ごしてしまったことによって少しでも同じことを感じている方もいると思うんです。日ごろ電話でもしてみようかなとか人って電話1本するだけでも心が和らぐそういう感情になると思うので気に掛ける自分自身は今後、自分の周り、知人がそういうなるのはあり得るので挨拶とか少しの気遣いを持つというのは自分が生きている間感じていたい」
國吉代表も日ごろからのコミュニケーションや地域のコミュニティなどに参加することで孤独死を防げるのではないかと考えます。 遺品整理業者國吉代表「大好きな人とかそういった方々に孤独死をしてもらわないためにコミュニケーションが必要なのかなと思います」 遺品整理業者國吉代表「地域のコミュニティーに参加をするのと今はテクロノジーが発展していますのでスマートフォンや人感センサーとかで生存確認など活用するのも一つの手かなと思います」 遺品整理業者國吉代表「電話1本でお元気ですか?の一言でいいと思います」 遺品整理の現場から見える孤独死の現状。今後、増加することが懸念されている孤独死への対応が求められます。 今回取材した業者は「孤独死」を防ぐために・家族や友人と密に連絡をとる・在宅介護サービスの利用する・民間の見守りサービスを利用する・地域コミュニティへ積極的に参加するなどがあげられました。 一人暮らしの高齢者が突然亡くなった場合、遺品の整理や部屋の清掃などどう対応していくか、孤独死の問題とともに考えていく必要があります。
QAB 琉球朝日放送