文字盤のスケッチがいい! これぞアートウォッチ! ブルガリ「オクト フィニッシモ スケッチ 限定モデル」──GQ新着ウォッチ
ブルガリの新しいオクトは、スケッチを文字盤にプリントした限定のタイムピース。 【写真を見る】アートな文字盤を拡大チェック!(全12枚)
オクト フィニッシモがアートピースになった!
創業140周年を迎えたブルガリは、スケッチをダイヤルにプリントした「オクト フィニッシモ スケッチ 限定モデル」を発表した。 「オクト フィニッシモ スケッチ 限定モデル」は、見ての通り、その名の通り、文字盤にスケッチをプリントした限定のタイムピースだ。 ダイヤルには、マイクロローター、脱進機、ブリッジ、ルビー、コート・ド・ジュネーブ、サーキュラーグレインなどが、絶妙なバランスで描かれ、実際にシースルーバックを見ているかのように、ムーブメントが視覚的に美しい形で表現されている。文字盤や石など、さまざまなパーツを説明する手書き文字がまた実に味わい深い。 時計を裏返さなくともムーブメントを見ることができるような、手書きのアナログ感が魅力的なこのモデル、もちろん斬新なのだが、それだけではこの時計の魅力を伝えるには言葉が足りないだろう。知って欲しいのは「誰の手書きなのか」、である。 デザイン、図面を担当するのは、ブルガリのプロダクト クリエーション エグゼクティブ ディレクターであるファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニ(Fabrizio Buonamassa Stigliani)。デザイナーの顔が見えないケースが多い時計業界では稀有なキャラクターである。 ボナマッサは、国立デザイン大学ローマ校でインダストリアル・デザインを専攻。卒業後、フィアット・スタイル・センターに入社して、自動車デザインからキャリアをスタートしている。デザインはいつも手描きのスケッチから始まるそうで、その様子は彼のInstagram(fabriziobuonamassastigliani)でも確認できるが、ニューモデルがローンチされるタイミングで、「あの時のスケッチか!」と気づくことも少なくない。ちなみに頻繁にアップされるのは自動車のスケッチである。 ところで、オクトの“スケッチ”は今回が初ではない。時計の初期デザイン画をチタン製のダイヤルにプリントした「オクト フィニッシモ オートマティック 10thアニバーサリー」を2022年に発表している。ラインナップは、オクト フィニッシモ オートマティックとオクト フィニッシモ クロノグラフ GMT オートマティックの2モデルだ。そのデザイン、図面を担当したのは、もちろんボナマッサである。
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