モダンなSSか？ エレガントなPGか？

さて、2022年モデルの続編となる今回の新作は、40mm径の18Kピンクゴールドまたはスティールケースのオートマティックをラインナップ。ステンレススティール製が280本限定、ピンクゴールド製が70本限定となる。 ピンクゴールド製は、ポリッシュおよびサテン仕上げのケースとブレスレットからダイヤルに至るまで、モノクロームの輝きを放つ。針とスケッチにグレイの濃淡がさりげなく取りこまれ、エレガンスを強調している。 ステンレススティール製は、よりモダンで都会的な印象。スケッチの背景はオフホワイト、針はチャコール、ケースとブレスレットはもちろんステンレススティール製である。ポリッシュ仕上げとサテン仕上げの相互に与える作用、そして特徴的なサンバースト仕上げのベゼルが独特の輝きを与えている。 いずれも直径40mm、薄さ6.4mm。自社製キャリバーBVL 138（厚さ2.3mm、自動巻き、パワーリザーブ60時間）を搭載する。サファイアケースバックには、ブルガリ創業140周年を記念する「EDIZIONE LIMITATA」と「1884 - 2024」の文字が描かれる。 ブルガリのクリエイティブスタジオは、オープンケースバックを通して裏側からムーブメントを鑑賞しているかのような文字盤のデザインにアナログの味わいを融合させることに成功した。まさに持ち歩けるアートピースの誕生である。

BVLGARI オクト フィニッシモ スケッチ 限定モデル ステンレスティールケース＆ブレスレット、自動巻き、40mm径、世界限定280本、250万8000円（2024年7月発売予定） オクト フィニッシモ スケッチ 限定モデル ピンクゴールドケース＆ブレスレット、自動巻き、40mm径、世界限定70本、723万8000円（2024年7月発売予定） 文と編集・神谷 晃（GQ）