《血管年齢20才、体内年齢36才》94才女性が語る若さの秘訣「毎朝ラジオ体操」「お風呂で運動」「22時就寝」医師は「理想的な生活スタイル」
緑茶ばかり飲んでいる
94才で血管年齢が20才とはにわかには信じ難いが、秋津医院院長で総合内科専門医の秋津壽男さんは、その理由のひとつに毎日のルーティンを守っていることがあると指摘する。 「3食きちんと食べて、規則正しい生活を送ることは健康の基本です。年を重ねると、食欲は低下し医学的にはお腹がすかなければ食事をとる必要はないとされています。しかし、佐藤さんの場合は体もしっかり動かして基礎代謝がいい。理想的な生活スタイルといえます」 食事内容で佐藤さんが気をつけているのは、油と塩分を控えること。野菜、果物、豆類、肉、魚は、まんべんなく食べるようにもしている。 「揚げ物はほとんど食べません。カップラーメンも食べたことがなくて、この前、知人にもらって、生まれて初めて食べました。時々、甥が『ひとり暮らしで栄養が偏ったらいけないから』と外食に連れ出してくれるんですが、それ以外は自分で手作りして食べています。栄養は自分の口で食事から摂ることを心がけているので、サプリメントなどはのんだことがありません」(佐藤さん・以下同) のんでいる薬は、降圧剤と抗コレステロール薬のみ。血圧は正常値を維持しているという。 「かかりつけの先生は、降圧剤をのんでいながら血管年齢が20才というのは、不思議で仕方がないとおっしゃる。コーヒーはなぜか体が受けつけなくて、緑茶ばかり飲んでいます。外食したときは、生ビールやワインもいただきます(笑い)。 やっぱり、みんながおいしそうに飲んでいるものは、味わってみたいじゃない? 若い人たちがワイワイ飲んでいる、楽しげな雰囲気が好きなんです」 秋津さんは、「90才を過ぎれば、これまで通りの生活を続けながら好きなものを食べていい」と話す。 「90代まで健康長寿を保っているという事実は、これまでの生活習慣が正しかったという証。佐藤さんの場合、塩分や油に気をつけた生活を長年送っているのがポイントでしょう。サプリメントに頼らないのも正解で、摂りすぎれば栄養バランスを崩して、健康を損なうリスクがあります。 適度な飲酒、緑茶やコーヒーはどれも体に悪いものではないですが、人によって合わないことがある。体の声に耳を傾け、自分に合うものを考えることが大事です」(秋津さん) ※女性セブン2024年11月21日号
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