《血管年齢20才、体内年齢36才》94才女性が語る若さの秘訣「毎朝ラジオ体操」「お風呂で運動」「22時就寝」医師は「理想的な生活スタイル」
世の中には健康寿命についての情報が溢れているが、実際に健康長寿を達成している人の生活ほど有益な教材はないだろう。そこで、94才にして血管年齢20才、基礎代謝などで測る体内年齢は36才と、脅威の若さを保つ “スーパーおばあちゃん“こと佐藤ヒデさんに、若さの秘訣を直撃。若く健やかに生きるヒントが満載の「ヒデさん流・長生きルーティン」に学び、健康生活を始めよう。【前後編の前編。】 【写真】スーパーおばあちゃんの健康ぶりに驚き!腕も上にまっすぐ上がる
94才にして血管年齢20才、体内年齢は36才
94才にして血管年齢20才、基礎代謝などで測る体内年齢は36才と、脅威の若さを保つスーパーおばあちゃん、岩手県陸前高田市の佐藤さんはその若々しい“年齢”にふさわしく、杖をつきながらも足取りは軽やかで、明朗快活でエネルギッシュ。 2011年の東日本大震災の大津波で佐藤さんは自宅を失い、現在は市内の災害公営住宅でひとり暮らしをしている。記者がまず驚いたのは、笑顔で「早く座って」と出迎えてくれた佐藤さんの顔を見たときだ。シミひとつない肌はつやつやで、しわもほとんどない。手際よくお手製のおでんを皿に盛る姿は、60代と言われてもおかしくないほど機敏だ。 「『若い秘訣は?』『何を食べたらそうなるの?』ってよく聞かれるんですけど、何も特別なことはしていませんよ。昨年、敬老の日に血管年齢を測ったら20才という結果が出て、ちょっと話題になってしまっただけ。 看護師さんたちが『機械が壊れているんじゃないの?』と慌てたけれど、一緒に測った人たちは相応の結果だったから、間違っていないんでしょうね。肌の手入れ? そういうことは若い頃から苦手(笑い)。洗顔後に乳液をつける程度です」(佐藤さん・以下同)
ご飯は必ず1日3回
身の回りのことで佐藤さんは他人に頼る必要はまったくない。毎日7時間はぐっすり眠り、決まった時間に起床し、ラジオ体操を欠かさない。1日3食をきちんと食べて、料理・掃除・洗濯など身の回りのことはすべて自分でこなす。生活に必要なものは、自宅前に来る週1回の移動販売車でまとめ買いし、近くに暮らす甥の助けを借りながら、ひとりで生活している。 会話のレスポンスは早く、認知機能の衰えをまったく感じさせない。「ほら、両手はここまで上がるのよ」と頭上に手を振り上げる佐藤さん。起床時間は毎朝6時で、約30分後にはラジオ体操を始めるのが日課だ。 「腕が上がるのは、毎日ラジオ体操で腕を回しているのがいいのかもしれませんね。毎晩お風呂に入って、湯船の中で座った状態で上半身をひねる運動と、足を蹴り上げる運動も左右で各100回ずつ行っています。もう少し腹筋をつけたくて。できるだけ階段を使うようにもしています。もしまた地震がきたら、高い場所に避難しないといけないでしょ? 小学校では陸上、女学校ではバレーボールをやっていたから、足腰が丈夫なのかもしれない。体重は意識していないけど、若い頃からずっと65㎏ぐらいで変わらないですね」 就寝は22時頃。布団に入るとすぐに眠くなり、トイレに数回起きることはあっても、しっかり熟睡できるという。食事は1日3回、決まった時間にきちんと食べている。 「『その年齢になっても、毎朝お腹がすくの?』って驚かれるけど、子供のときから、ご飯はお腹がすかなくても毎食きちんと食べるものだと思って生きてきたの。昔は炊飯器がなかったでしょ。母が毎朝、どんなに忙しくても薪をくべてご飯を用意して、学校に送り出してくれた。同じことを続けているだけです」
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