名古屋・愛知の街をもっと楽しむ!隈研吾の建築など、最新&歴史的建物を巡る贅沢な旅へご案内
名古屋・愛知は、絢爛豪華な本丸御殿をもつ名古屋城を筆頭に歴史的な名所が多く残りながら、モダニズム建築の傑作と称される豊田市美術館、全国に先駆けてつくられたテレビ塔や巨大複合駅ビルなど、新たな時代を切り拓いてきた画期的な建築が共存している、魅力と活気に満ちたエリアです。 【写真集で見る】知らなきゃ損!名古屋&愛知の必見建築スポット なかでもぜひ訪れたいスポットをご紹介します。
名古屋市美術館〈黒川紀章〉/名古屋市
名古屋の中心部に位置する白川公園内にある、名古屋市美術館。名古屋出身の建築家・黒川紀章が設計し、1988年に開館しました。 名古屋城や大須観音、熱田神宮など名古屋の伝統的な建築物の手法や色彩が随所に盛り込まれており、西欧と日本の文化の融合や、歴史と未来の共生が主要なテーマとなっています。名古屋が世界に誇る美術館であり、黒川紀章の代表作として名高い建築作品です。 エコール・ド・パリの流れを汲む絵画やメキシコ・ルネサンスの作品のほか、地元作家や現代美術作品など、約6800点の作品が収蔵されています。 名古屋市中区栄2-17-25
ミライエ レクストハウス ナゴヤ〈隈研吾〉/名古屋市
建築家・隈研吾が設計し2018年にオープンしたミライエ レクストハウス ナゴヤは、結婚式場やパーティー会場、レストランなどからなる複合施設。名古屋の栄エリアという大都市のなかに、優しく守られた森のような空間をと考えてつくられました。 建物全体を大きな勾配屋根で覆い、内部では杉やカラマツ材のピースを使って天井や壁にリズムを与え、さらに天井から木漏れ日を感じさせる光を導入することによって、空間に森のような生命感を与えています。未来へと続く絆を結ぶ、あたたかなおもてなしのランドマークとして注目の施設です。 名古屋市中区富士見町10
豊田市美術館〈谷口吉生〉/豊田市
豊田市美術館は、19世紀後半から現代までの美術、デザインや工芸のコレクションを有する美術館として1995年に開館しました。 多くの美術館・博物館を手掛けてきた建築家、谷口吉生によるモダニズム建築の傑作で、日本で最も美しい美術館の1つと評されています。 庭園はアメリカのランドスケープ・アーキテクト、ピーター・ウォーカーによるもの。館内で美術作品を鑑賞することはもちろん、建築と庭園を含めた美術館全体を巡って楽しめる点が大きな魅力です。 豊田市小坂本町8-5-1