「市販の炊飯器60個で炊く」「年間で500万食も販売」…。リンガーハットの隠れ人気メニュー「半チャーハン」の隠されたこだわり
「このメニュー、そこまで有名ではないけど自分は好きだなあ」「定番や看板ではないかもしれないけど、好きな人は結構多いと思うんだよな……」――外食チェーンに足を運ぶと、そう思ってしまうメニューが少なからずあります。店側はどんな思いで開発し、提供しているのでしょうか。 人気外食チェーン店の凄さを「いぶし銀メニュー」から見る連載。今回は長崎ちゃんぽん専門店・リンガーハットの「半チャーハン」を取り上げます。 飲食チェーンには「代名詞」「定番」というべきメニュー以外にも、知られざる企業努力・工夫を凝らされたものが数多く存在します。本連載では、そうした各チェーンで定番に隠れがちながら、根強い人気のある“いぶし銀”のようなメニューを紹介していきます。 【画像11枚】リンガーハットの隠れ人気メニュー「半チャーハン」はこんな感じ
■麺類でも珍しい「ちゃんぽん」の専門チェーン 今回のテーマは「ちゃんぽん」の専門店であるリンガーハットの半チャーハンです。うどんやそば、ラーメンなど、日本に麺類を扱う飲食店は数あれど、ちゃんぽんをメインにするチェーンはほとんどなく、異彩を放つチェーンです。 メニューの中心は、やはりちゃんぽん。国産野菜をたっぷり味わえるとともに太麺がボリューミーな商品で、長崎ちゃんぽんを中心にピリカラちゃんぽんや鶏白湯ちゃんぽん、みそちゃんぽんなどバラエティー豊かなラインナップをそろえています。
【画像11枚】「市販の炊飯器60個で炊く」「年間で500万食も販売」…。リンガーハットの隠れ人気メニュー「半チャーハン」のこだわりとは? その他、ちゃんぽんと同じく長崎の名物として知られる「長崎皿うどん」や「ぎょうざ定食」などがある中、チャーハンはレギュラーサイズがなく「半チャーハン」のみ。しかしながら根強い人気を誇っており、SNSではファンから「フルサイズにしてほしい」「世界一うまいチャーハン」「最強」といった声があがっています。
確かに長崎には中華街がありますし、長崎発祥のリンガーハットがどんなチャーハンを提供しているのか、気になるところ。店舗に足を運んで食べてみましょう。 ■11種類の具材がたっぷり 通常サイズでもボリューム大の「ちゃんぽん」 ショッピングモールのフードコートで見かけることも多いリンガーハットですが、せっかくならばと今回訪問したのはロードサイドの店舗です。やはりリンガーハットといえば、この赤いトンガリ屋根が目立つ洋館風の店舗が代名詞ですよね。